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2021大晦日
道ゆく人がそれぞれに大きな荷物を抱えていて年の瀬を感じる。
大晦日ともなれば流石に電車も閑散としているけれど、いつもの車内とは違う柔らかい空気が流れてる。
旅行なのか、帰省なのか、はたまた違う何かなのか、それぞれに行き先は違うんだろうけど。
2021年、
ものすごく伸び悩みの一年だったような気がする。
自分の作るものは好きだし、自信もあるけれど、どこか昨年までのように「いま自分が昨日よりも今日成長している」「このまま経験を重ねたらもっとできるようになる」という感覚が湧かず不安が付き纏っていた。
私にとっては行き詰まった時には1人遠くへ旅行に行くのが1番のリフレッシュだったからそれも出来ず、人生のどん詰まりがすぐそこに見えているような気分だった。
その一方で身の回りの人からの愛をすごく素直に受け止められるようになったとも思う。
今までだったらすぐ人と比べて卑屈になったり、斜に構えて信じられなかったり、それはもうとんがりまくってた訳だけども、最近はそんなこともなく。
素敵だよ、大丈夫だよ、必要だよ、と言ってもらえる度に気持ちが柔らいで、相手のために何か力になりたいと思えた。
それからしっかり自分と向き合って、問題の根本から解決する決心ができたのも良かったんだと思う。
ここは居心地がよくてこんな毎日が続けばいいのにと何度も心から思っていたけど、留まる水は腐りゆくだと思い出したから。
まだまだ成長したい、まだまだ見てみたいものがたくさんある、手を伸ばしてくれる人がいる、背中を押してくれる人がいる。
水のように、風のように、流されるままに。(寒っ)
行き止まりに見えた洞窟も灯りを点ければ先に続いているかもしれない。
もう少し掘り進めば新しい道に開通するかもしれない。
出口が思い描いた場所と違っても、それまでの日々が楽しければそれも良いよね。
大きく踏み出した先で落っこちたとしても
生きてる限りはまた何度でも這いずり回って進もうね。
またポエマー炸裂してしまったけど、
別れがあれば出会いがあるはずと思えた一年でした。
(しかし春は未だ来ず)
今年も大変お世話になりました。
親愛なるあなた等へ、愛を込めて。
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