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気功と樹|木の家具と、人間と木のエネルギー(気)を交流する樹林気功のお話しです。

気功ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***


実家を建て替えた時の話です。

父の七周忌が過ぎた頃、
色々ガタが出てきた
実家を建て替えることになりました。

我が家は
父の転勤について
2〜3年おきに全国を転々としてきた
いわゆる転勤族です。

生まれてからすっと
場所は変われど
父の会社の社宅で過ごしていました。

社宅には、
同じ年頃の子供達がたくさんいて、
しかも、みんな全国を転々という
境遇も似ているので、
すぐに友達になり、
でもすぐに別れるという感じで
屈託なく過ごしていたのですが、
私が中学校の時、
突然、家を建てたのです。

生まれて初めての自分の家に
私は大興奮です。

社宅に住んでいると、
家を傷つけることはできません。

「柱の傷は一昨年の♪」

という歌がありますが、
あの柱の傷が羨ましかった!

あと3階とか4階ばかりだったので、
常に足音は静かにと言われてきました。

なので、家が建った時、
まず母と2人で、
ドンドンと家中飛び跳ねまくりました。

そして新築祝いに(?)
重く厚い一枚板でできた
な立派なダイニングテーブルを買ったのです。

常に引っ越しが前提で
生活している時は、
大きな家具は買えませんでした。

でも今度は自分の家ですから
思い切って、
厚さも重さもある
大きなテーブルを買えたのです。

私にとっては
そのテーブルが自宅の象徴のように思えて
大のお気に入りでした。

しかし、
なんとそのテーブルを
建て替えを機に捨てると
母が言ったのです!

何!?

もちろん、
私は大反対です。

そのテーブルに
思い入れが深いこともありましたが、
実は盛鶴延先生から

「木の家具は生きているから
 大切にしなくてはいけない」


という話を聞いていたからです。

今回は
そんな木の家具と
人間と木のエネルギー(気)を交流をする
樹林気功のお話しです。


***

気功法のひとつに
樹林気功があります。

人間と木のエネルギー(気)を
交流する気功法です。

人間はそんなに長く生きられませんが、
木の中には
樹齢何百年、何千年という木があります。

木は人間よりずっと
エネルギーが強いのですね。

なので
樹林気功は、
人間と木の交流というよりも、
木からエネルギーをもらう方法ともいえます。

木と人間が
生き物と生き物として
お互いの気が接しているという意識、

「以気接気」

という、
木と人間のエネルギー(気)が交流している
イメージを持つと、
木のエネルギーが
人間にまで入ってきます。

この時、
不思議なことがあります。

もしあなたが
その木を嫌いだったら、
その木と仲良くなれません。

でももしあなたが
その木を好きだったら、
木も喜んで、
ガンガン、エネルギーを
あなたにくれます。

盛鶴延先生は
そうおっしゃいます。

そして
続けてこうおっしゃいました。

中国には、
机や椅子などには
良い木を使う文化があります。

特に寿命の長い、重い木から
作られた家具は
ものすごいエネルギーを持っています。

そういう木のテーブルで
食事をしたり、椅子に座っていると
人間の身体に木のエネルギーが
入ってきます。

でも、
木は切ってしまったでしょう?
死んでしまったでしょう?

そう思うかもしれませんが、
木は切っても死んでいません。

まだ木の中に水分があるでは
ありませんか。

水分があるということは、
人間の身体と良い波動の関係が
できるということです。

中国では、そういう良い家具は
何年、何百年と大切に使います。

みなさんも
もし家の中に良い家具があったら、
絶対に粗末に扱わないでくださいね。

この話を聞いていたものですから、
あの重厚なテーブルを捨てることに
大反対したのです。

でも

建て替え時にしか
処分することはできない。

何よりも
建て替えた家に今後住む
母の意思を尊重すべき。
(確かに...)

ということで
納得したのですが、
今でも胸が痛みます(涙!)

***

今、私が住んでいる家の
私の仕事部屋には
書斎机が2つあります。

狭い部屋なのに
机が2つもあるので
それこそ文字通り
足の踏み場もないのですが!

1つは
元々、
私が自分の仕事用に買ったもの、
もう1つは、
子供が小学校に入学する時に
買った勉強机です。


「この木はとても良い木なので、
 お子さんが大学生になっても
 この机は使えますよ」

幼稚園生の子供を連れて
家具屋さんに買いに行った時、
販売のおじさんにそう言われました。

その言葉通り、
子供は大学まで
その机を使っていたのですが、
さすがに、
身長も高くなったこともあり、
新しい机を買いました。

となると、
この立派な良い木でできた
勉強机をどうするか。

私が引き取るしかないでしょう!

ということで、
今、私の狭い部屋に
2つも! 
書斎机が並んでいるわけです。

でも、お陰様で
木は喜んで
ガンガン、私にエネルギーを
与えてくれている気が、します(笑)。

では、また!

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