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気功とバランス|50 vs 50 の人間関係を保つ難しさと大切さについて、お伝えしたいと思います。

気功ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***


盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日の19-21時に
東京の自由が丘で開催されています。

終了時間が
21時と夜遅いので
終わった後、お腹がすきます。

なので
コロナの前までは
(今はもう行っていないのですが)

気功教室が終わった後、
みんなで近くの
中華レストラン・バーミヤンに
食事に行っていました。

初めての人でも
誰でも参加できる、
気楽で楽しい食事会です。

だいたい
10名〜15名ぐらい?
参加する場合が多かったのですが、

テーブルを寄せ集めて
全員が1つのテーブルを
囲めるようにし、

好きなもの、食べたいものを
自由に注文して、
食べて飲んで話して。

そして最後、
全員で割り勘にします。

結構注文するのですが
全員で割るせいか
だいたい、
1人、1500円前後だったと思います。
リーズナブル!

ある時、
そんな食事会に
初めて参加された男性が
お会計の時、
ちょっと驚いたようにぼそっと

「盛鶴延先生も
 お支払いになるのですね」

と言われたのです。

いつも、
盛先生も含めての全員で
きれーいに割り勘することに
慣れていた私は、
彼の言葉自体に驚いたのですが、

盛先生は必ずご自分の分は
ご自分でお支払いになります。

でも彼は、
盛鶴延先生の食事代は、
生徒で割るものだと思っていたそうです。

今回は盛鶴延先生から教えていただいた
常に 50 vs 50 の人間関係を保つ
難しさと大切さについて、
お伝えしたいと思います。


***


ある日、
気功教室が始まる前のことです。

まだ私は化粧品メーカーに
勤めていた頃のことなのですが、
盛鶴延先生から

「冬場の乾燥時に
 身体に塗るのに
 良いボディローションを知っていますか?」

と尋ねられました。

その年は特に寒さと乾燥が厳しく
みんなで
「肌がカサカサするね」
とか他愛もない話をしていて、

そういえば、
化粧品メーカーに勤めているのなら
何か良いボディローションを
知っている?

そんな軽い話の流れだったと思います。

なので私も
とても軽い気持ちで
自社で販売していた評判の良い
乾燥肌用のボディローションを
ご紹介しました。

そしてたまたま
会社に行ったら
サンプル用のボディローションがあったので
次回、気功教室に行った際、

「たまたま
 サンプルがあったものですから」

と盛鶴延先生にお渡ししたのです。

話はそれでお終いで、
私自身、そのこと自体、
すっかり忘れていたのですが、

ある時、
盛鶴延先生から

「これ、
 ボディローションの御礼ね」

と、
リンパを流すかっさプレートを
いただいたのです。

多分、このためにわざわざ探して
買って下さったのだと思います。


びっくりしました。

もちろん盛鶴延先生は私に
「ありがとう」以外
何もおっしゃいませんでしたが、

そのかっさを受け取った時、
初めて私はとんでもないことを
していたことに気づいたのです。

***


人へのちょっとしたお土産とかは
とても難しいです。

あげる方も
貰う方も
気を遣います。

あの時、
盛鶴延先生は、
ただ
ボディローションはありますか、
と尋ねられただけです。

それが
買いたいとも、
欲しいとも、
何もおっしゃっていません。

なのに私は
勝手にお持ちして、

もちろん私には
そんな気持ちは
全く無かったわけですが、

結果的に

あげた人
貰った人

という関係を
作ってしまったのです。

***


盛鶴延先生の本を編集する時、
盛鶴延先生に言われたことがあります。

本づくりは
50対50の関係でないといけない。

あなたが70でもいけないし、
私が70でもいけない。

お互い
50対50。

この関係でないといけない。

私にとって
盛鶴延先生の本を
編集させていただくということは
とても光栄で、
かつ、
非常に重たいものです。


そもそも
編集者として
関わらせていただく前に、
長年、
盛鶴延先生の気功教室で
気功を学ばせていただいている
生徒のひとりとして
深い尊敬の念を抱いています。

その盛鶴延先生の著書を
編集させていただくわけですから、
普通でしたら

ははぁーーー!

と、なりそうなものですが、

本作りにおいて
50vs50 でなくてはいけない。

とおっしゃっていただき、
襟が正された気がしました。

盛鶴延先生のお考えを
直接お伺いしたわけではありませんが、
私は、

50 vs 50の関係でないと
良い本が作れない。


そう、盛鶴延先生の言葉を
受け取りました。

別にこれは本に限らず
どんな仕事でもそうだと思いますが、

50  vs 50 の関係でない時、
例えば、
相手への忖度などが混じったりすると
良いものが作れなくなります。

実際、よくあることです。

だから
そう受け取ったのですが、

最近、
ふと、この言葉に
違う教えを感じています。

50 vs 50。

お互い、
同じだけの
エネルギー、想いで
取り組まなければいけない。


50 vs 50。
常に平衡の関係、
バランスが取れている関係。

この大切さを
これからも考えていきたいと思います。

では、また!

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