気功治療の効果で癌は治るのか?
自分や周りの人が癌になってしまい、気功治療を受けてみようか迷っている人がいると思います。
この記事では、「病院に行かずに、気功治療の効果だけで癌を治せるのか?」についてお答えします。
この記事を書いている私は気功歴12年です。
長年気功の世界を見てきた経験をもとに執筆します。
気功治療の効果で癌は治るのか?
結論は、治りません。気功治療だけでは治りません。気功治療が癌に効果が無いわけではありませんが、病院の治療の方が確実に有効です。
気功治療だけで治る人もたまにはいますが、稀です。基本的に気功で癌は治りません。民間療法に頼らず、病院へ行くのが一番です。
気功治療なら痛みがなく怖くもないので、「気功治療だけで何とかならないかな」と考える人もいます。けれども、何とかなりません。
気功治療というのは、足りない気を補填して、気の流れを良くする治療法です。気は血を運びますので、血流が良くなります。
血液は酸素と栄養を運んでいます。そのため、血流が改善すると、以前よりも体に送られる酸素と栄養素が増えます。
すると、体が本来の力を取り戻し、免疫力・自然治癒力が上がり病気が治ります。気の力で直接病気が治るわけではないです。
気功治療の効果で、今まで酸素と栄養が行き届いていなかった箇所に、酸素と栄養が送り込まれるようになります。
その結果、劇的な効果が発揮されることもあります。けれども、気功治療だけで癌が治るのは稀です。病院の治療や薬の効果には敵いません。
病院の治療や薬の進歩に反比例して、気功は衰退しました。病気になったら病院に行った方が確実だからです。
癌は命に関わる病気です。癌になったら、必ず病院へ行って最先端の治療を受けてください。現代の医療なら、癌のステージⅢでも60%の確率で治ります。
病院へ行くことは怖いと思います。けれども、癌は進行性の病気です。できるだけ早く病院へ行くことが大切です。
「怖いから絶対に行きたくない」と言って、病院に行かない人もいます。こういった場合には、家族や周りの人が無理矢理にでも病院へ連れて行くか、救急車を呼んでしまうのが良いです。
無理矢理に病院へ連れて行くとその場は睨まれますが、後で間違いなく感謝されます。怖いのは分かりますが、進行性の病気です。
早く行かないともっと怖い目に合います。癌の治療には体力が必要です。弱り切ってから病院に行っても、治療の仕様がありません。
取り返しがつかない事になってしまいます。周りの人も、深い後悔に打ちのめされます。「無理矢理にでも連れて行けば良かった」と嘆くことになってしまいます。
「自分の命だから好きにさせてくれ」は駄目です。人は一人では生きていません。今現在も、今までも、周りの人に支えられて生きてきました。
自分の命は自分だけのものではありません。そして、自分の存在や行動が、周りの人に大きな影響を与えています。
人間は、自分の為には頑張れない生き物です。しかし、「大切な人の為なら頑張れる、勇気が湧いてくる」というのが人間です。
自分だけではなく周りの人の為でもあると理解して、勇気を出して病院へ行ってください。勇気は一瞬、後悔は一生です。
繰り返しになりますが、気功治療の効果だけでは癌は治りません。病院へ行って、お医者さんに治療してもらうのが一番です。
癌に効果がある治療法【気功】
病院へ行ったら、どんな治療法を受けるのか紹介します。
まず癌の疑いがあったら、さまざまな検査を行います。今後の治療法を検討するためにも、癌の場所や進行度を調べなくてはいけません。
そして、検査の結果をもとに、お医者さんが提案した治療法を、患者さんとご家族を交えて相談して決めます。
癌の治療には家族の協力が必要です。治療法は皆で決めます。
癌は治療が始まるまでに、少し時間があります。入院までに1週間~4週間かかるので、入院の準備や気持ちの準備をする時間があります。
私の二番目の母は、病院に行ったときにはすでに末期だったので、即入院となりました。手の施しようがなく、緩和ケア病棟に移ってホスピスが行われました。
ホスピスというのは、モルヒネで痛みを抑えるだけの処置です。治療ではないので良くなることはなく、後は死を迎えるだけとなります。
モルヒネが打たれていましたが、癌が全身に転移していたので最後まで苦しそうでした。10年以上前の話なのですが、苦しそうな顔をしてただひたすらベッドで寝ていたのを覚えています。
後から分かったのですが、本人に乳癌の自覚症状が出てから一年半後のことでした。周りの人に隠しきり、貧血で倒れて病院に連れて行かれた結果、末期癌と判明しました。
二番目の母だったので、どうしても打ち解けることができなかったのですが、学生の時にお世話になったので悲しい出来事でした。
・癌の四大治療法
癌の治療法は主に四つあります。「手術療法」「放射線療法」「化学療法」「免疫療法」です。この四つを癌の四大治療法と言います。
そして、治療法を二つ以上組み合わせることを、癌の集学的治療と言います。治療法を組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。
治療法は手術だけでは無いです。癌の進行具合では、手術せずに治ります。化学療法や放射線療法も進歩し、場合によっては、手術と変わらない効果が認められるようになってきています。
手術療法
手術により、癌の病巣を切除する治療法です。手術で身体にメスを入れるため、患者さんの体力を必要とし、回復に時間がかかります。
最近では切除する範囲をできるだけ最小限にし、患者さんの体への負担を少なくする手術が進んでいます。
放射線療法
放射線を癌に当てて、癌細胞を殺傷する治療法です。癌細胞は正常な細胞よりも、放射線の影響を受けやすいです。
そのことを利用して、癌細胞を殺傷する治療法です。
化学療法
化学療法は、抗ガン剤によって癌細胞を破壊する治療法です。 抗がん剤は内服や注射により血液に入れるので、体の全身に行き渡ります。
そのため、体全身の癌細胞の破壊に効果がある治療法です。
免疫療法
免疫療法とは、薬で免疫細胞の力を向上させて、癌細胞を攻撃する治療法です。免疫細胞のうち、T細胞と呼ばれる細胞に、癌細胞を攻撃する働きがあります。
そのため、T細胞が免疫療法で重視されています。薬でT細胞の攻撃力を強めて、癌細胞を攻撃します。
免疫療法は、癌の四大治療法の中で最も新しい治療法です。今後、さらなる進歩が期待されている治療法です。
まとめ【気功治療の効果で癌は治るのか】
気功治療の効果だけでは、癌は治りません。病院へ行くのが一番です。どう考えても病院の方が確実です。
それでも気功治療に頼ろうとするのは、「病院が怖いから」という理由が大半です。しかし、癌は進行性の病気です。
怖がって病院へ行くことから逃げていると、後でもっと怖い目に合います。
気功治療が癌に効果が無いわけではありません。けれども、気功治療だけで癌が治ることは稀です。気功は最先端の医療や薬の効果には敵いません。
癌治療はどんどん進化しています。早期発見であれば、ほとんどの方が完治しています。末期でなければ7割の方が治ります。
手術以外の治療法もあります。病院に行く前に、自分の妄想で必要以上に怖がることが一番良くないです。
癌になってしまったら、癌の相談センターなど、相談にのってくれる機関もあります。一人で抱え込む必要はありません。
人は一人ではありません。人は人助けが好きなので、みんな頼られたがっています。困ったときは頼りましょう。お互い様です。
繰り返しになりますが、病気になったら、まずは病院へ行きましょう。「西洋医学で治らなかったら、東洋医学で治す」という言葉もあります。
けれども、気功治療を頼るにしても、病院の治療と並行して行うべきです。病気になったら、まずは病院です。
有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^) 感謝致します。