吉方位旅行(茨城県南部編) 後編
2024年4月に自宅から北東にある茨城県へ、吉方位旅行に出かけてきました。
簡単な行程など、旅行記としてまとめておきます。
前編はこちらです。
出かける前に朝風呂
4月11日 快晴。
とうとう吉方位旅行本番の吉日がやってきました!
(2024年4月11日は九星の年盤と月盤と日盤の重なる日なんです)
朝イチでもう一度温泉に浸かり、モーニングノートを書き、心も晴れやかに出発です。
パンの店 穂さか
朝ご飯はパンが食べたいなぁ。早朝からやっているようなパン屋さんで、焼き立てパンを買いたい!とGoogleマップと睨めっこして見つけたこちらのお店。
もうめちゃくちゃ美味しかった!
古民家を改築したとのことですが、門も建物も、ものすごく立派!
でも店内はとても清潔で機能的で、お店の方も朗らかで、とても好印象でした。
車の停め方の指示が特にかいていないのでどこに停めたらいいのか迷うかと思いますが、門の手前向かって右側に縦列で3台、左側に横並びで2台くらい停められるスペースがあるので、そこに停めてOKだそうです。
淹れたてコーヒーも売ってるので、パンと一緒に購入して車の中で食べるのも良いね。
風景印 郵便局巡り
私はもともと郵趣(切手や消印の趣味)が好きで、今回の旅でも風景印(郵便局ごとに絵柄の違う消印)をもらいたいなと思っていました。
「新・風景スタンプ集」という図鑑みたいな本があるのですが、それを見て目星をつけておいた郵便局に寄って、3局ほどもらってきました。
吉方位旅行のように、自分で計画を立てる1人旅において、風景印巡りを取り入れるのはかなり良いかも!
自分の趣味も楽しめるし、欲しい風景印があれば足を伸ばす理由になるから。
雨引観音に寄り道
ひとつ目の風景印をもらいに筑西市に入ったところ、街中の看板に「雨引観音まで○km」という文字が…
ん?この近くに観音様があるの?
観音様は今年(三碧木気)の運が高まる神様とされています。
ここまで順調すぎるくらいに進んでいた旅程。
あとはランチにお蕎麦を食べ、筑波山神社に参拝して、帰りにフルーツ街道を通ってイチゴを買って帰るだけ。
うーん、どうしよう…寄ってみようかな。
ナビで調べると、だいたい30分くらい走った場所にあるようで、往復1時間。参拝に30分あれば行けるかなと思い、今日の今日ではありますが、急遽予定を変更!
こういう突如の変更は、私にとってはものすごく珍しいことなんです。
(事前に計画を立てて、その通りにクリアすることに快感を覚えるタイプなので)
たぶん観音様じゃなかったら行かなかったと思うし、三碧木気の年じゃなかったら「ふーん」とスルーしてたと思うし、観音様が運気を上げるということを知らなかったらピンと来なかったと思う。
こういうのもこちらの記事で書いた「アンテナの立てかた」だよなぁと思うんです。
こちらは山の上に立つお寺で、なかなか賑わっていました。
とにかく石段がいっぱい!
神奈川県民で、大きい寺社仏閣といえば寒川神社・川崎大師が頭に浮かぶ人間としては、参拝する先が山の上という発想があんまりないんですよね(汗)
お寺の駐車場到着し、山の上にそびえ立つお社を見て「これは30分じゃ降りて来られない…どうする、私?」と思いました(笑)
でもここまで来て寄らないのもねぇ…と思い、石段をモリモリと登り始めます。
ジム通ってて良かった♪
観音様はさほど大きくはないけど、とても穏やかなお顔をされていて。
でもそれよりも素晴らしかったのが、山の上からの景色!!
眼下に桜を見つつ、少し先には筑波山の雄大な姿が。
寄り道をした甲斐のある、素敵な場所でした。
自然薯そば 茅
突然の寄り道で、ランチに予定していたお蕎麦屋さんへの到着が12時過ぎになりそう…
1人でも入りやすくて、パッと食べられそうなのでお蕎麦を選んだのに、混んでいたら嫌だなぁと思いながら先を急ぎます。
なんとか並ばずに店内に入れましたが…
お店の中は微妙な空気(汗)
家族経営なのか、明らかに手が足りてない。
そしてBGMのない店内は、とても静かで、なんとも居心地があまり良くない。
さらに向かいの男性2名が、注文は終えているだろうけど、明らかに苛立っている。
私、こういう空間苦手なんです〜〜〜。
めちゃくちゃMPを消費してしまいます。
注文をキャンセルして退店するかずっと迷っていましたが、もう筑波山は目前で、この後はあまり飲食店がない山道が続くことはわかっていました。
心を無にして、帰りが遅くなることも覚悟して、じっと待ちます。
すると…ある程度まとまって注文された料理が出てくるのか、今までに注文を終えて苛立っていた人全員分が、一気に配食されました。
なんだ、そういうシステムなのか…ホッ。。
自然薯と生卵とつゆを混ぜて食べるタイプのお蕎麦。
お味はめちゃくちゃ美味しくて、天ぷらもサクサクで、海老も白身魚もかぼちゃも私の好きなネタがたくさんあって、最高でした♪
かりんとう饅頭 池田屋
ランチを食べたお蕎麦屋さんは、国道から筑波山に向かう交差点のすぐ近く。
ここからは、この旅のメインとなる筑波山神社へ向かいます。
クネクネと山道を登っていく途中に、かりんとう饅頭が有名な和菓子屋さんがあります。
ここは事前にGoogleマップを眺めている時に見つけたお店。
(私、かりんとう饅頭大好きなんです♡)
帰宅してからいただきましたが、めちゃくちゃ美味しい!!!
まわりがカリカリで、餡子の甘みもちょうど良い。
もしかして地元の大好きなお店より美味しいかも?
茨城出身の友人にこのかりんとう饅頭の話をしたところ、「朝イチに行くと、揚げたてのホカホカを食べられるよ」とのこと!
冷えててもこんなに美味しいのに、揚げたてとは⁉️とめちゃくちゃテンションが上がったので、次に行く時には狙いたいと思います(もうすでに、また行く気になってるw)
筑波山郵便局
やっぱり旅のメインの目的地の風景印はもらっておかないと!と、車を筑波山神社の駐車場に入れた後に、郵便局を探します。
が、ここでも石段がいっぱい(笑)
そりゃ山の斜面に街があるわけですから、どこへ行くにも傾斜があるのは当たり前なんですが…
物理的に重たい体を持ち運び、車で楽々上がってきた斜面を降ります。
(またこれを登って元の駐車場に戻るのかと思うと、もう泣きそうw)
筑波山郵便局はこの写真の旧舎から、現在は別の場所へ移転しているのですが、昭和50年(私が生まれた年!)に引退した建物を、なんと保管してイベント時には開放しているとのこと。
この建物のことは以前郵趣関連の記事で読んだことがあったので、是非訪れたい場所の一つでした。
窓の桟が「〒」の形になっていたり、丸ポストの姿が見えたり、なかなか可愛い建物でした。
筑波山神社
かなり下った道を、また登り返してきます。
雨引観音の石段で、かなり足にキテるのに!
筑波山神社の石段は、段差も大きい上に、段の奥行きがとても短い(笑)
しんどい!
やっとのことで到着!
さすが、厳かな雰囲気が漂っています。
元々の予定では、山頂へケーブルカーで上がって、女体山男体山を徒歩でお参りしようかと思っていたのですが、時間と体力の残りが厳しい…
どうしようかなと思案しながらも、まずは御朱印を求めます。
すると…
「本殿はお参りされましたか?」
と訊かれます。
係の方の説明によると、ゲーブルカーで山頂まで上がった後にいただく御朱印には「登拝」という文字が、拝殿への参拝のみの場合は「遥拝」という文字が書かれるそう。
だったら…せっかくなので登りましょう!
(ケーブルカーで山頂まで行っても、本殿までは山道を、それぞれ15〜20分くらい歩くので、そこは諦めました…)
20分に1本のケーブルカーで山頂まで。8分ほどかかります。
山頂はほんとうに素晴らしい眺めで、お天気がもう少し良かったらさぞかし最高だったろうなと思いました。
でもこの地に自分の足で立った満足感はなにものにも変えがたかった!
テンションが上がらない!とか不安に押しつぶされそうになったこととか、冒険に出かける気持ちを削ぐようなことがたくさんあったけど…
なんというか
「これで良かったんだな。遠回りしたように見えても、こうなることは決まっていたのかも」
という腹落ち感があって、やっぱり私の初めての吉方位旅行のピークは、筑波山神社山頂だったと思います。
お水取りができた!
吉方位旅行でよくおすすめされているのが「お水取り」。
その名の通り、その土地の湧水をいただくことですが、今回はちょっと調べきれていなかったので、お水取りは諦めていました。
ところが!!
この4月11日の朝の西先生のstandfmの配信で、「筑波山神社にはお水取りできる場所があるらしい」とコメントをいただいたんです。
全然知らなかった私(汗)
ケーブルカーの待ち時間に拝殿付近をウロウロと探すと…
ありました!
夫さんは各地のお水にとても興味のある人だし、せっかくなので持ち帰りたかったのですが、容れ物が無い!!
泣く泣くその場でいただくだけに…
ここまで石段を頑張って登ってきて喉が渇いていたので、とても美味しかったです♪
帰路にきて最大の冒険を
御朱印とお守りをいただき、筑波山神社をあとにします。
帰りは土浦側に降りて、途中にある「フルーツ街道」でいろんな果樹園を眺めながら、1日目に会った友人にお勧めされていた「いばらきッス」といういちごを購入して帰るつもりでした。
神社の前の一本道を、登ってきたのとは逆側に走り出します。
山道は1本のはずなので、普通に下っていけばフルーツ街道に出るはずなのに…
あれ?もう市街地まで降りてきた?
ここで道を間違えていることに気が付きます。
帰宅してから地図を確認すると、筑波山神社を出てわりとすぐの分岐で、私は「笠間つくば線」を行きたかったのに、「表筑波スカイライン」の方向に曲がってしまったよう…
クネクネした山道で停車するのはちょっと怖かったので、平坦な市街地降りてからいちご園の並ぶエリアを検索すると、5分程度北方向へ走れば、何軒かいちご園がありそう!
せっかくだから美味しいイチゴを買って帰ろう、とは思ったものの。
なんと!この5分のほとんどがトンネルという!!
えーーー!最後にきて、ずっと避けてきた巨大トンネルなの(泣)
いま目の前に立ちはだかっているのは「朝日トンネル」という、オレンジ色のライトがついている2キロ弱のトンネルです。
もう時間は15時を過ぎ、そろそろ帰路に着きたい!
でも買いたいいちごはトンネルの向こう!
かなり迷いましたが、ここまで冒険を無事にクリアしてきた自信も少しあって、とりあえず行ってみることにしました。
トンネルに入って視界が暗くなった瞬間に、心臓がドクン。
ずっと首の後ろに変な冷や汗をかいています。
深呼吸、深呼吸。
大丈夫、大丈夫。
なんとかトンネルの出口の光が見えた時には、めっちゃ笑顔になっていたと思います。
良かった!苦手をひとつ克服できたかも!
いちご園のあるエリアには到着しましたが、残念ながらほとんどの直売所がお店を閉めていて…
たぶん時間的な問題だと思いますが。
1軒だけ空いていた直売で、イチゴを購入させていただきました。
かなり高齢のお婆ちゃんがお店番をされていて。
「これはなんていう品種なんですか?」と聞いたら「うちのオリジナルなのよ」と…
ん?オリジナルのいちご?
それってどういうこと?(笑)
自家改良するにしても、品種に名前はつくはずなので…(以下略)
とりあえず「ブランドいちごではないんだな」という理解をし、でもお味見にいただいたものがとても美味しかったので、2パック購入してきました。
おわりに
なんとか無事に、人生初の吉方位旅行に行ってきました。
得た知見はこちらの記事にまとめてあります。
実はこの後も、首都高で「横浜」の文字をみた途端「帰ってきた〜」と気が抜けて、分岐を間違え新橋で降りちゃったり、まだまだ珍道中は続いたのですが!
(首都高を降りてすぐ乗り直すなんて、一番もったいない 笑)
でも温泉入って、その土地の美味しいものを食べて、お土産を買って。
吉方位旅行としての要素はバッチリクリアできたと思うし。
会いたかった友人に会えて、行ってみたかった場所に行けて、自分の苦手を一つ克服できたかもしれない!
これは私にとって、とても大きな出来事です。
旅行行くのって、事前の準備を含めてほんと大変なことだけど、自分が歳をとって行けなくなる前に行きたいと思うし、こうして出かけられるのも、自分も家族も健康でいられるからだし。
行かれる間に、なるべく出かけたい!
そしてそれだけのパワーを持っている人でいたいなと思いました。
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