ここから
私の「今」はたぶん貴重。
病気に向かっていった約20年と、闘病約20年。
そして「今」。
毎日、たくさんの新鮮がある。
朝を迎えられること。
秋の空気が気持ち良いこと。
夕日が美しいこと。
交わす言葉。
自由に動き回れること。
眠ろうと思えること。
回ったことのない歯車が一斉に動き出した。
私は今ここに生きていることが、
この上なく嬉しい。
たまらなく嬉しい。
嬉しさが溢れてくる。
大草原に到達したような感激の嬉しさ。
こんな気持ち、
どんどん過去になって、
日々の当たり前として消えていくのかな。
忘れたくない。
この気持ち。
こんなに嬉しいのは、
今までの日々を生き抜いたから。
忘れない。
ここから、紡いでいく。
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