月50~60万くらいかけてYoutubeプロデュースをやってみたので、相場感を公開する
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Youtubeプロデュースをきっかけに、研究と称してYoutubeを見まくる生活を送る、きしこう(@kishikou11)です。
最近、Youtubeの伸びがものすごいですよね(小並感)。
有識者の間では「芸能人まで入ってきてるし、もう飽和じゃね?」という声もありますが、とんでもない。
まだまだ動画市場はブルーオーシャンだらけ。いくらでも参入の余地があります。参入できないのはコンテンツ力が弱いか、コンテンツの見せ方が弱いか、Youtubeハックの方法を知らないだけ。
そんなことを知っているからか、最近の動画制作会社さんは、もっぱら芸能人にターゲットを絞って営業しまくっているらしいですね。
確かにマーケティングを成功させる前提条件に「商品力」があるので、もともと「商品力」が高い有名人に声をかける方がマネタイズが早いのは言うまでもない。
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しかし、どんなに演者の知名度があっても伸び続けるチャンネルとそうでないチャンネルは確かに存在します。
演者が知名度にあぐらをかいて編集クオリティをサボってしまうと、一定ラインで止まってしまうんですよね。
一方、動画のクオリティなんてのは突き詰めれば突き詰めるだけ上がっていくので、正直かかる費用は青天井です。
初動でいくらかければ良いのか、正直想像もつかないところですよね。
てなわけで今回は、「月50~60万/チャンネル」くらい使ってYoutubeのプロデュースをしている経験をもとに、この費用感だと一体どんなことができるのか、どんなところにボトルネックが出てくるのか、というところを赤裸々に公開します。
※「能書きはいいから単価だけ教えろ!というせっかちさんは、「フローの全容」という項目は飛ばして、「相場イメージ」という項目から読んでください!
前提条件
・毎日更新を想定しています(30本/チャンネル)。
・弊社にクリエイティブ担当はおりますが、クリエイティブ専門会社ではないので、基本プロデューサーとしての立ち回りです。
・外注している部分は「動画制作」「サムネイル制作」「SNS用ショート動画制作」の3つです。
・制作の手は十分足りているので、制作会社さんからの営業はお断りいたします。
Youtube制作の相場を決めるフローの全容
Youtubeを外注で制作しようと思ったら、どのフローをどれだけ任せるかによって、当然単価は変わってきます。
ですので、制作におけるフローの全体像がどのようになっているかを把握することは大事です。
ここでは我々が把握している一例をお伝えしますね。
①企画
ここで言う「企画」とは、演者が実際に撮影に入る前の工程を指します。
具体的には…
リサーチ
↓
(台本づくり)
↓
タイトルとサムネイルのキャッチを決定
あたりですね。
企画は演者任せにするパターンもあれば、プロデューサーがコントロールしていくパターンもあります。うちは半々ですね。
演者のコンテンツ力がもともと高ければ、台本作らず演者任せにして、見せ方だけプロデューサーが決めます。
演者のコンテンツ力がこれからの場合は、プロデューサーが受ける企画をリサーチしたり、台本作ったりして演者に渡します。
自分が素人のときに一番情報ギャップがあったのが、Youtubeコンテンツにおいては動画の内容より先にタイトルとサムネを決めてしまうフローが割と機能する、ということです。
もちろん、いわゆる「サムネ釣り」に当たるものは動画を見た際に視聴維持率が低下するのでよくないです。
その前提のもと、動画内容と一貫性が出る範囲で、良い意味で「ショッキング」なサムネとタイトルがつくれることが大切になります。
この記事の趣旨はYoutubeグロースハック講座ではないので詳細はこれくらいにして、企画段階ではこのような動きを想定しておく、というところだけご承知おきいただければと思います。
②収録
演者が実際に動く動画の場合は、収録してもらうだけなのでここに収録自体に費用は発生しません。
※もちろん、ゲストを呼んでコラボする場合なんかは登壇料が発生することもありますが…。
ただし、気をつけておきたいのが後工程の「編集」に絡む部分、すなわち「素材時間(収録した動画の長さ)」です。
編集の単価は、「最終的に落とし所にしたい時間」よりも、提供する「素材時間」によって調整が入ることがよくあるためです。
例えば、「最終的に10分にしたい」という要望のもとで動画収録が行われたとします。
<Aパターン>
ほとんど詰まりなく話せたので動画収録時間は12分でした
<Bパターン>
途中で噛んでしまってやり直したり、台本忘れたりしたので動画収録は20分でした
この2つだと、Bパターンの方が編集に時間がかかるのは目に見えていますよね。
このように、演者のスキルによって単価が変わってくることがあるので、注意が必要です。
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一方、アテレコするアニメーション動画の場合は収録時に費用が発生する場合があります。
※最近ではVYONDと呼ばれるホワイトボードアニメーション制作ツールやマンガ動画が人気ですね
どこに発生するのかと言ったらナレーションですね。
やったことがある方はわかると思うんですが、素人が自分の声でやると、まず絶望から入ります。
絶え間なく挟まれる「えーと」「あのー」「…(変な間)」
微妙な滑舌
男性の場合は自分で聞いているよりも低くくぐもった声
前々職で、年間200日は人前でしゃべる仕事をしていた僕ですら、自分の滑舌と声質を聞いてげんなりしました。
というわけで、アニメーション動画を作りたい場合は、ナレーションはケチらず依頼したほうが良いです。
その際は、ナレーターにお渡しする台本の精度が大切なので、シナリオライティングがきちんとできる人を企画段階で入れましょう。
ここまでが潜在的な部分も含めた収録段階でかかる費用のお話でした。
③編集
動画素材の収録ができたら、実際に編集に移ります。
編集の単価を左右するのは、②でお伝えした「素材時間の長さ」及び「編集クオリティ」です。
編集クオリティに関しては青天井なのですが、以下のいくつを満たしているかで単価が変わる印象です。
・カットのみ
・一部テロップかフルテロップか
・ロゴやサイドスーパー、サイドスーパーの座布団まで配慮されているか
・話の緩急強弱をつけるための細かい演出があるか
・話の途中途中にイメージに合った画像やアニメーションを入れているか
・修正をどこまで入れられるか
また、編集トンマナが決まっていない場合、決まっていない度合いによっては費用を出してトンマナを確定してもらう必要性が出てくるかもしれません。
少なくともこれくらいは渡してあげると編集者さんが困らずに済みそうです。
・フォント
・テロップのフォントサイズ基準値
・サイドスーパーのフォントサイズ
・色などの決まり(カラーコード)
・ボリュームの決まり
・解像度
・使いたいBGMのトーン
・よく使う可能性のある写真素材
・オープニングやエンディング素材(あれば)
・ワイプ(場面転換時に使う1秒程度のもの)
最終的な完成イメージがどのレベルまであればよくて、そのためにどこまでを自分で用意できるかによって編集者さんの負荷は変わります。
今後、良い関係で継続的にお仕事を進めるために、ここは細かく交渉して調整しましょう。
※僕自身は「商人は値切れ、職人は値切るな」派です。編集者さんは職人さんです。交渉と調整というのはあくまで値切りではなく、工数と予算とを突き合わせて最適な落とし所を見つける、という意味合いで書いています。
④チェック・修正
①~③のすり合わせがしっかりしていれば、ここでギャップが発生することはあまりありません。ただ、指示が雑だと手戻りが増えるので、編集者さんが疲弊します。
それを見越して編集者さんサイドでは契約時に「修正回数○回まで」という条項を盛り込んでくるところがありますが、そんなのなくても1~2回でフィックスできるような、精度の高い引き継ぎをしましょう。
修正が多くなる場合は引継ぎ側の力不足ということで、出てきたアウトプットで妥協するか、修正費用を気持ちよく支払ってあげましょう。
余談ですが、Youtube初期なんて全然伸びないし、何が当たるかもわからない世界です。
だから、100点を目指さずに70点で出してしまうほうが得策と考えています。
⑤サムネイルの制作
本来は③~④と同時進行で実施するのですが、便宜的にここに置きました。Youtubeの伸び率に最も影響すると言われるサムネイルの作成ですね。
企画段階で構図とキャッチは大枠決まっていると思うので、後はそれに従って制作するだけです。
制作するだけなんですが…。
Youtubeのサムネイルってマーケティング的な見せ方が問われるので、向いているデザイナーさん、そうでないデザイナーさんにはっきりわかれます。
企画段階でディレクターが細かく指示ができれば良いのですが、ある程度自走してもらいたい場合は、サムネイルが得意なデザイナーさん選定が超重要です。
本気でYoutubeを進める方は、「ガチサムネイル制作マン」を採用していたり、10,000円くらいで外注している方も普通にいます。
企画は良くてもサムネイルで外して伸びないケースも往々にしてあるので、サムネイルには時間を使いつつ、2~3案は用意しておくことをおすすめします。
⑥投稿・分析・効果検証
さて、関係各所との調整に苦労しながら、作品が完成しました。いよいよ世の中に出すタイミングです。
実は⑥の対応の差が、Youtubeが伸びる伸びないの差になっています。
※もちろん、驚異的なコンテンツ力を持つ芸能人などは別です
主に
・概要欄の内容修正
・ハッシュタグ
・再生リスト分け
・インフォメーションバーなどの設置
・視聴維持率の分析・動画の微調整
・タイトル・サムネイルの変更
あたりでしょうか。
このあたりのPDCA回せていない動画は一瞬でわかります。そして、残念ながら伸びていないケースが割と多いです。
面倒だと思いますが、ディレクターさんはこの領域まで踏み込んでいく必要があります。踏み込めない場合は費用を出してでも分析部隊を置きましょう。
マーケティング専門職の方は死ぬほど首を縦に振ってもらえるあるあるなんですが、クリエイティブって何が当たるかまったくわかりません。
というか、わかるヤツがいるなら毎回バズる動画が出てきているでしょう。
※バズの定義はチャンネル登録者数×2倍以上の視聴でしょうか
渾身の企画が伸びないこともあれば、ネタがなくて適当に撮ったものがバズることもあります。
ですので、ここの分析をしっかりやりながら、時には編集したものをボツにしたり、順番を入れ替える勇気も必要です。
割と高度な判断を要する部分なのですが、やっていない人も多いので差がつくところとも言えます。
ぜひ、分析・効果検証の人件費はケチらずに進めましょう。
Youtube制作の相場イメージ
お待たせしました。それでは、Youtube制作にはこんなところに労力が必要なんだよってところを踏まえた上で、各工程における相場イメージを出していきましょう。
個々の要望に応えて分岐していくとキリがないので、一旦は以下の条件に当てはまるものを想定します。
<演者の直撮りパターン>
・最終仕上がりは8~10分程度
・原則、フルテロップ(会話内容の9割をテロップ化)
・工数のかかるアニメーションは原則使わない
・コンテンツは演者が用意するため、台本は不要である想定
①:素材の文字起こし
自動文字起こしツールを使った上で、アルバイト60分~90分の工数がかかっているので、1,000円~2,000円までが予算かと思います。
編集者さんに任せる場合は、これより少し乗せないと動画編集のクオリティに関わってくるかもしれません。文字起こしは嫌なので受けてない人もいるくらいです。
②:編集
メジャーなラインは5,000円~10,000円/本、クオリティが上がるか、指示事項をお任せすると20,000円~30,000円/本かと思います。
最近はTwitterやTiktok用に20~30秒程度のショート動画を切り出すパターンも増えてきましたね。これは1,500円~2,000円くらいのイメージです。
③:サムネイル
メジャーなラインは5,000円~10,000円、複数案お願いしたり、リテイク何回も出したり、構図などからすべてお任せするともう少し上がるイメージです。
それと、サムネイルも編集もですが、素材をどれだけ提供してあげられるかで、費用はもちろん負荷や品質が変わってきます。
編集者さんは動画編集のプロであり、動画の中身に関するプロではありませんので、中身に差し込む適切そうな画像を探すのは当然苦労します。
ですので、素材はできるだけ予め集めて提供し、そうでない場合は負荷がかかることを前提に予算を調整すると、気持ちよく進められるかと思います。
④:アップロードまわり
Youtubeは動画をアップロードしながら概要欄書いたりハッシュタグ入れたりもできるので、便利です。
アップロードそのものは10分くらいかと思いますが、初動の様子見ながらあれこれ分析してすぐに対応する場合は、1時間分くらい見ておいた方が良いかもしれません。
また、サムネイルに次いで大事なタイトル付けをここまでに完了していなければならないのですが、ここもコピーライティングのセンスが一定必要なので、こだわれるのであればこだわりましょう。
…というところを踏まえて、作業だけであればアルバイト30分~60分くらいの工数なので、500円~1,500円くらいのイメージですかね。
⑤:①~④の進捗管理
Youtube動画は初動をつけるために本数も大事だったりするので、いろんなプロジェクトがばらばら飛び交います。
更に、編集者さんや演者さんからの質問対応、フィードバックなど割とリアルタイムで求められたりするので、このあたりの全体像を把握して回していけるディレクションができる人がいることが大事です。
動画においては神経使うことが多いので、プレイングディレクターはあんまりおすすめできません。発注側にお願いするか、受注側で巻き取って、その分単価を上げてもらいましょう。
単価は本当にまちまちです。
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<アニメーション動画パターン>
・最終仕上がりは8~10分程度
・使用ソフトはアニメーション界隈ではメジャーな「VYOND(ビヨンド)」を想定
・絵で視覚化するので、テロップは多くは入れない
①:台本
アニメーションの場合は
・雰囲気や勢いでなんとなく持っていく、ということが難しいこと
・アドリブで話すと論理展開がすっ飛んでいく可能性があること
・地声が聞き取りにくい場合はナレーションを依頼する可能性を考えなければいけないこと
この3点から、台本を作っておくことをおすすめしています。
台本の粒度については「コラム以上SEO記事未満」と僕は定義しています。
というのは、コラムレベルの感覚だとちゃんと理解した上で話してもらえない可能性がある。
だからと言ってSEO記事レベルにガチガチに書いてしまうと、口語的に違和感が残る。
この塩梅は実際にライティングをやっていないとわからないところではあるのですが、慣れた人なら30分~60分でまとめられる程度ですかね。
ここは、企画者ご自身がまとめた方が良いと思いつつ、外注するなら10,000円~20,000円くらいなんじゃないかなと思っています。
②:ナレーション
アニメーション動画の場合は先に声を仕上げておいて、その声に合わせて制作してもらうパターンが多いです。
ただ、僕なんかそうなんですが、どんなに明るく喋っても地声が低すぎてあんまり伝わりません。
耳障りのよくない音は内容の理解を阻害するので、なるべく耳障りのよい声を持つ人に依頼しましょう。
意外とまわりにいる人に頼んでもうまくやってくれる場合もあります。また、僕は個人的にクラウドソーシングであんまりいい思いをしたことがないんですが、ナレーションはクラウドソーシングが活きる数少ないジャンルだと考えています。
クラウドソーシングで依頼する場合は2,000円~6,000円くらいが相場ですね。
③:制作
アニメーション動画の場合は「編集」というより「制作」なんですよね。素材が声と台本しかないところからスタートするわけですから。
なので、通常編集の3~4倍くらいの工数がかかります。
更に、ここに職人芸が乗ってきます。
パワポ職人同様、アニメーションもどのような見せ方、動かし方をするかによって理解度がだいぶ変わってくるんですよね。
きれいに、指示されたとおりにアニメーションを作れる人なんて世の中にいっぱいいるわけで、理解促進とアクションを促せるアニメーションを提案しながらつくれるところは稀です。
というところを踏まえると、50,000円~100,000円/本くらいまで単価はぶれる印象です。
④:それ以降
サムネイルや効果検証なんかは直撮りパターンと変わらないので、省略します。
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<漫画動画パターン>
・最終仕上がりは6~8分程度
・漫画のコマをスライドショー形式で進める動画形式
・コマ数は15~25コマ程度を想定
※漫画動画については追記予定です。
目安として、漫画制作はアマチュアさんだと1コマ1,000円~3,000円くらいなので、15,000円~75,000円くらいの幅になります。
動画制作はスライドショーなので、書き出し含めて30分くらいで終わりそうです。場合によっては編集者いらない可能性もありますね。
※もちろん、一部をズームにしてズームの部分を動かしたりなど、独特の挙動が欲しい場合は素人では難しいです。
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ちなみに余談ですが、3分~5分の漫画動画広告になってくると単価は全然変わってきます。具体的には200,000円~300,000円/本になることも普通です。
漫画動画は暇つぶしに見るものなので、内容薄くてもシナリオ甘くてもまあ許されるのですが、広告となると訴求を咀嚼して、絞り込んで、最適な見せ方にする必要がある。
つまり、シナリオライターにも漫画の書き手にも一定以上の広告センスが求められます。
また、特に動画の場合は「男性/女性」によってシナリオ使い分けることによる効果が高いので、2本必要なケースもありますね。
ということで、漫画動画と漫画動画広告は明確に予算感変わってくると捉えておくと良いでしょう。
で、月50~60万の予算でいい感じにチャンネル回せるの?
回せます。
演者直撮り動画なら毎日投稿で月30本分は十分出すことができますし、アニメーション動画なら月8本(週2本程度)くらいは出せるんじゃないでしょうか。
ただし、この3点には気をつけましょう
①:短期間で伸ばしたい場合、ずぶの素人が独力でやらないこと
属性違うユーザーを広告で集めてもチャンネルが壊れるとか、
チャンネル登録者数によってインプレッション数が変わるとか、
YoutubeにはGoogle検索のSEOのように、研究していないとわからない上にいつ変動が起きてもおかしくないアルゴリズムがたくさんあります。
YoutubeはGoogleがやってるんだから、同じGoogleのSEOをハックしていれば考え方の応用で上手くいくやろ、というのもちょっと違いまして。
SEOもやっている身としては、Youtubeのアルゴリズムは、よりGoogleが目指している「良質なコンテンツ」の選定基準に近づいていると、個人的に考えています。
つまり、SEOよりも考えるべきことが多いということです。
既に知名度を持っている芸能人でない限りは、多少費用が上振れしてもYoutubeをハックしている人と一緒に進めることをおすすめします。
②:札束の力で殴らないこと
マーケティングに詳しい方ならお気づきかもしれませんが、この中には「広告費用」が入っていません。
グロースハックに関わる部分のため詳述は避けますが、広告費用は初動で使う以外は推奨しないためです。
※広告でまあまあ伸びているのは鴨頭さんとマコなり社長くらいですかね。2人ともはっきりとしたバックエンド商材があってこそなので、アドセンス狙いで広告はまず厳しいですね。
ちょうどVtuberが600万円をYoutube広告で溶かした話をしてましたが、どれくらいの再生がどれくらいの広告費で買えるのかなどが知れて面白いので、ご参考までに。
③:マネタイズの出口を考えること
例えば、アニメーション動画って、4か月5本投稿でチャンネル登録30万人みたいな離れ業が可能なんですね。
ただ、1本作るための負荷が半端ではない。だからと言ってクオリティを落とすと、あっという間に登録者が離れたり伸びが悪くなったりするわけです。
しかし、仮に月5本投稿で3か月でチャンネル登録30万人行ったとしても、アドセンス収入だけではギリギリです。
仮に1本のチャンネルの視聴数=登録者数とすると、
視聴単価0.3円×月5本×30万再生=45万円
※もちろん、視聴単価も再生数も変わるので一概には言えませんが…
なので、編集を外注している限りはこれでも損益分岐くらいですね。
一方で、10,000人登録くらいでも実は月50万円くらいのマネタイズをしている人は、ひっそり存在します。
コストをしっかりかけて進める場合は、どれくらいの目標値に到達するとどんなことができて、いつ費用をペイしなければならないのか、ということをイメージしてから始めましょう。
意外としんどいが、SEOよりもコンテンツが評価されるプラットフォーム。それがYoutube
以上、Youtubeプロデュースをしている中でのリアルな情報をお届けしました。
Googleはあの規模でPDCA早いですし、今後もルールチェンジが頻繁に起こるかと思います。
5Gの普及に伴い、記事より検索で優遇される未来も見えています。
しかし、結局はコンテンツ。Googleの求める「良質なコンテンツ」であれば、一度落ちてもまた復活するはずです。
そして予想はありますが、コンテンツの良質さを判断するアルゴリズムの精度はSEOより正確なものとなると思います。
つまり、より実直にコンテンツと向き合って頑張っている人が報われる仕組みになる可能性が今よりもあります。
せっかく費用をかけて動画をやるのであれば、このタイミングで自社のコンテンツを見直し、より磨き込む機会としても活用されてみてはいかがでしょうか。
僕にできることがあれば、お気軽にご相談ください~。
おまけ
以下では、この記事を読んだ上でいただいた質問について回答していこうと思います。随時追加予定です。
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