新採点と旧採点

とりあえず世界フィギュア終わったので。
日本は過去最高成績でした。
オリンピック終わってからの調整の人が多く、いろんな有力選手が欠場しましたが、その中でも歴代と引けをとらないというかむしろこれが世界フィギュアだよなってちょっと思いました。今までがヤバすぎたというか、恐ろしすぎたというか…。スポーツマンシップが歴代の大会以上に見れた大会だったなぁと。あくまでも個人的にです。

個人的にフィギュア4年間みて思ったのは見方がだいぶ変わった。それにつきます。

新採点と旧採点を見ると最初は新採点厳しくつけられるなって感じがしました。その影響かなかなか点数が伸びなかったり想像以上に点数が低かったり…。アンダーローテやエッジエラー含めですけど今まで以上に厳しくつけられている印象がありましたね…。

転機は2019のワールドかなぁと。男子はそこで2人が300点超えを叩き出したときに一気に扉が開かれたかなぁという印象。女子では3Aや4回転時代になりましたからねぇ、こっから。

ペアとダンスについてはそこまで詳しく言えないので今回はシングルで思ったことについて書こうと思います。ペアやダンスを真剣に見始めたのがまだ浅すぎて…。すみません。

まず男子。
男子で及第超えという名の人間卒業ラインのSP100点超え、FS200点超え、Total300点超え。個人的にですがこの4年間でSP100点超えは増えたがFS200点超えはかなり減った印象。SPは4回転2本になって、とりあえず2本決めきってノーミスだったら100点はあるわなっていう考えに変わりました。友野選手とか今回そうですよね。ノーミスで4回転2本と3A決めきれば100点を超えられるっていうスタンスになってきました。数人いましたけど4回転1本でSP100点超えが改めてエグいなって思います。110点超えは個人的に宇宙人の扱いなので(勿論褒め言葉)、ノーミスでここまでいけたらもうね、いろんな意味で超人すぎますよ(現状4年間で2人)。

FSはなぜ減ったか。

主に考えるのはジャンプの本数が8本→7本に変わったこと、4回転の基礎点が下がったこと、4回転の数や種類が増えたことによりミスが増えたこと。この3つがFS200点超えが極端に減った要因ではないかなぁと。

2017/18シーズンまでのFS200点超えは6人
(簡単にいうとヘルシンキワールドの上位6人というか最終Gに残った6人)
→羽生、ネイサン、ハビ、宇野、ボーヤン、パトリック
2018/19以降のFS200点超えは4人
(北京五輪1位〜4位)
→ネイサン、羽生、宇野、鍵山

旧採点も新採点もFS200超えている3人はシンプルに地力があり、かつ強いと考えられ、この3人を除くと鍵山選手しか200点を超えていないんですよね…。しかも新採点で200点を超えた4人は全員トータル300点超えを叩き出しています。しかも4人に共通しているのは3種4本以上の4回転を跳んでの成績。その構成である程度演技をまとめないと200点を超えない。確かにハードル上がったなぁって感じがします。

また改正が行われるのでどうなるか分かりませんが、平昌から北京までの4年間は4人が主役だったなぁって思います。そのうち日本が3人いるとか本当にやばい…。
P.S. 冷静に考えて五輪連覇、2大会連続五輪メダリスト、2年連続ワールド銀メダリストのうち1人でも倒さないと日本代表になれない日本男子がやばすぎるしハードルたっか…

続いて女子
女子は簡単。おそロシア。
あそこまで4回転跳べたら太刀打ちできないが正論ですよね…。4T、4Sまでだったら目を瞑りますが4Lzを女子選手で組み込まれたら勝てる気しないなというか。3Aもしくは4回転のどちらかを武器にしないといけないなという時代になり、女子の点数に関しては何が正解かちょっと分からないなという印象。とりあえず少し前まで200点が大台超えといわれていましたが220点超えてからが勝負だなと。

ただ、3Aや4回転が全てかといわれるとそうではなくて。それを今シーズン坂本選手が見せてくれた印象。3Aや4回転がなくてもここまで完成を極めていけばメダルや高得点取れるということを証明してくれました。本来の新ルールの最高到達点は恐らくここだったはず。この4年間で3Aや4回転がここまで主流になるとは少しビックリした4年間でした。オリンピック1番滑走から3A入れますと言われたときマジでビビリましたからね笑。

SPで4回転を入れるかどうかというのがありましたけど、1回なら入れてもいいのかなぁと個人的には思いますね。体力持つかどうか心配ですが。FSは流石にネイサン選手みたいにドバドバ跳んでる人もいますけど多くても2本くらいまでに制約しないといけないなと思っていますが…。ロシアの最近の選手のピークが15歳〜17歳と本当に早いんですよね。ザギトワ選手やメドベージェワ選手など平昌五輪でメダル取った人が4年後引退しているケースを見ると尚更って感じがします。日本はまだピークが少し遅い印象。今後17歳に引き上げされるかもしれないのでまたどういう風になるのか分からないなという感じです。

最後に
女子のピーク時は割と若く、正直五輪シーズンまで分からないのが本音。今回でいったら河辺選手とかのようにシニアデビューして表彰台入ってすぐ五輪みたいなケースも少なくないですし。男子は1回トップの壁を破れば(簡単にいうと昔(2016〜18年)のパトリック選手、今(2019〜22年)でいう羽生選手に勝ったらかなぁ…)暫くというか数年間トップでいられる印象があります。パトリック選手も羽生選手も世界王者経験者ですし、年齢が上がっても挑戦したり失敗してもなんとかうまくまとめてきたり。世界と戦うにはこの辺はクリアしないと上には行けないよ的なラインとして見てました。あとピークがだいたい20歳〜24歳がピークの印象。オリンピックもだいたいその中にメダリスト多いですし。

今後また大きなルール改正あるのでこれがどのように反映されるか分からない部分がおおくなる気はしますが…。

最後に、そういやザヤる人(ジャンプ跳びすぎて減点又は無効化する人)減ったなぁ。新採点になって。以上。

見てくださってありがとうございました!

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