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ファシリテーター日記(23)_たっぷりの酸素とともにお届けします

大学の授業の日。
暑くなってきたのでクーラーを強めに入れる。入れると同時に開けられる窓をすべて開ける。
どうやら室温だけでなく、室内のCO2の濃度が眠気に大きく関係しているらしい、という情報をXで得たからである。

学習環境は大切!!

酸素たっぷりの空気を吸い込んで、始業。
2限は戯曲分析をもとにしたシーン上演。
重いシーンだが、丁寧な戯曲分析のおかげで、登場人物の言動の背景がしっかり見えてくる。さらに、何か特別なことをしなくとも、ちょっとしたセリフで口の端が微笑んだり、人物どうしが視線を交わすことが重要な意味を帯びてくる。
どのシーンも素晴らしかった。

ほくほくした気持ちのまま、新鮮な酸素とともに3限。
演劇のシーン創作をもとにした発表ではなく、プレゼンテーションによる発表だ。皆堂々としたものである。
なんとなく学生からはプレゼンより演劇をやりたい、というか、プレゼンもいっそ演劇形式にしたい、という空気を感じないわけではなかった。
さらに、プレゼンは誰に向けてしゃべっていいかわからなくて、話し手が不安になりやすい。
なので、プレゼンをしているグループのすぐ横で、うなずいたり笑ったりしながら、わかりやすく「聞き手」として居ることを心がけるようにした。


……プレゼンを演劇形式にする、か。一考の余地ありだな。



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