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【植物さんぽ】キンラン

毎年5月頭になると、そろそろ咲いてる頃だろうか?と、ふと新緑の木陰で眩しいくらい黄色く咲いていた花に思いを馳せてしまいます。

キンラン

キンランは、ラン科キンラン属の多年生植物で、スッと伸びた茎の先端に鮮やかな黄色い花を咲かせます。

この植物は光合成もしますが、生育に必要な栄養分をクヌギやコナラなどの樹木と、それらの根に共生している菌類(菌根菌というらしい)の両方から分けてもらって育ちます。

貴重な株がごっそりと盗掘されて無くなっていることがあるそうですが、生えている地中の環境に依存して生きているので、盗掘して鉢に植え替えたところで栽培は不可能です。

金色のトーチのよう

キンランは、こうした無思慮極まりない盗掘や開発による生育地の消滅、里山の減少などにより個体数が減っているため、絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)に載っています。

またね

これからも毎年同じ場所で咲いていてくれますように。

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