【夫婦旅行記】奥飛騨@クマ牧場&大鍾乳洞&平湯温泉
飛騨のさらに奥の地域「奥飛騨」に、日帰りで行ってきました。
「奥」を名前に付けるだけで、より山がち、より生活には不便だが静謐な秘境感が出て便利なワードですね。
残念なことに天気は大雨。
延期も考えましたが、せっかく夫婦で揃って有給を取ったので豪雨の強行ドライブです。
▷飛騨大鍾乳洞
高山ICで高速道路を降り、乗鞍・松本方面へ向かいます。
今回の日帰り旅行の目的地には、お昼過ぎまでに着いていればよかったので、時間を潰せる場所を探します。
ロードサイドに、デカデカとした「大鍾乳洞」の看板を見つけました。
昔は観光バスなどが大挙して停まっていたであろう駐車場に、車を停めます。
入場券(大人1100円)で、鍾乳洞+鍾乳洞を観光地化した実業家の収集物の展示も見ることができます。
博物館というより、個人的に集めた珍しい石や工芸品を、ただ並べてあるだけな感じが少し残念。お宝なのは本当なのでしょうが。
鍾乳洞を探検してみることにします。
鍾乳洞内は10〜12℃ほどの気温。長袖シャツの上にマウンテンパーカーを羽織っても少し肌寒かったです。
鍾乳洞内は思ったより通路がしっかりしている上に明るい。観光鍾乳洞なのだからそんなもんか。
鍾乳洞内は、奥に行くほど狭く、傾斜が険しくなり階段も増えるので、途中の出口から足腰に自信のない客は出られるようになっています。
最奥の出口まで行くと、30〜40分は洞窟の中を歩き回ることになるので、時間のない方、飽きっぽい方は途中の出口から帰るのもありかもしれません。
出口は、山の中腹にあるので入口のあった下界まで、屋根付きの通路階段を通って帰ります。
下界に帰ってきました。足がプルプルする…。牛串やコロッケが売っている売店の前のベンチで少し休憩してから、車に乗ります。
▷平湯温泉街で昼食
平湯の温泉街までは、鍾乳洞から車で20分。ひたすらカーブの続く山道を登ります。
冬はスキー客で賑わうこのエリア。所々「ペンション」や「ロッヂ」「ヒュッテ」の名前を掲げる建物が目につきます。
ペンション…ロッヂ…これまた時代を感じる響き…ロッジじゃなくてロッヂ……(頭を抱える)
平湯の温泉街のバスターミナルまで来ました。
平湯バスターミナルは、上高地や穂高岳などの玄関口になっているようでして、東京や大阪・京都から多数のバスが乗り入れていました。
ターミナルのレストランには外国人観光客(中国系かな?)で長蛇の列ができていたので、諦めて別のお店を探します。
落ち着いた雰囲気の蕎麦屋さんを発見しました。
妻は卵とじそば、自分は山菜そばを注文。
店名が山菜喰処とだけあって、山菜たっぷり。
コゴミやフキのほか、名前がよくわからない山菜のほかに、ツクシまで入っていました。
ツクシとか、久々に食べるな…
▷奥飛騨クマ牧場
お蕎麦をいただいた後、メイン目的地であるクマ牧場へ向かいます。
道中、橋の所でニホンザルの群れに遭遇しました。都会育ちの妻は見るのが初めてらしく、興奮の面持ち。
サルを見てから5分後、クマ牧場に到着。
入場料は大人1人1100円。窓口でInstagramのフォロー画面を見せると、10%オフになり、クマさんのおやつの特典が貰えました。
入口のある建物から通路を通り、クマたちがいる飼育場へ。
臭いが気になるという口コミがありましたが、雨が降っていたせいか、そこまで気になりませんでした。
飼育場は、オスとメスで世代ごとに分けられている感じでした。
クマさんのおやつが無くなり、自動販売機で買ったおかわりも、クマにあげつくしたところで、メインイベントの時間がやってきました。
本日のメインイベント
「今年生まれた子熊との記念撮影会」
館内放送とかは特になく、時間になったら「こぐまロッジ」で受付をする形式でした。ちなみに午前午後先着10組。
休日は並ぶのか、最後尾のプラ看板がありましたが、平日で天気も悪かったので自分たち含め2組待ち。
受付で1000円払い、カメラをスタッフさんに預けて撮影ブースのベンチに座ると、おやつ皿のついた棒を渡されます。
スタッフに抱っこされた子熊が、我々の膝に置かれます。
フゴフゴ言いながら、おやつを無心にたべる子熊。
背中を優しく触っても良いとのことだったので、恐る恐るなでる。
「めっちゃ、ふわふわしてる!」
記念撮影は10月までやっているようですが、ふわふわのぬいぐるみのような時期は、今月くらいまでらしいので、このタイミングで会えてよかったです。
写真撮影含めて、子熊に触れ合えたのは5分程度。もっと見ていたかったですが、子熊のストレス管理もあるので短時間なのは仕方ないですよね……
念願の子熊に会えて満足したので、後は帰るだけですが、せっかく平湯まで来たので温泉入って帰ることにします。
▷ひらゆの森
平湯の温泉街まで戻り、日帰りの温泉施設へ。
CMとかやっているのは見たことありましたが、来るのは初。
宿泊棟もある、大きな温泉施設です。
入浴料は大人700円。ロビーからお風呂場まで廊下が全て畳敷で、歩いていて少しリッチな気分に。
脱衣所はコインロッカーではなく、カゴに荷物を入れる昔ながらのタイプ。
貴重品用のコインロッカーはありましたが、100円帰ってこないタイプなのが残念。
大浴場の引き戸を開けると、漂ってくる硫黄の独特な臭い。少し水色がかった乳白色のお風呂は源泉掛け流し。
温度調整は冷たい沢水でしているようで、露天風呂は場所ごとに温度が異なっていました。
長湯したかったですが、のぼせて倒れた前科があるので、「もう少し入っていたいな!」の一歩手前で、いつも風呂から上がるようにしています。
着替えて浴場を出てロビーで買うのはいつも「コーヒー牛乳」。飲みながら妻が出てくるのを待っている時間が好き。
ほどなくして、髪が半乾きの妻を出迎え、ペットボトルの飲み物を買ってあげてから、お風呂を後にします。
家まで3時間半。安全運転で帰りましょうか。
おわり