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あるものを 数える。

【今日の 聴き屋】~317日目~


「無いものねだり」
って よく言うけれど

人は どうして 無いものばかりに
目が行ってしまうのだろう。


本当は   あれもある  これもある  それだってある
「あるもの ばかり」
かもしれないのに。


手にしてしまうと 
「当たり前」に なってしまうのだろうか。



昨年 10月の札幌旅行で
気の向くままに 歩いたとき。


大通りを ただひたすら 真っすぐに 道のある限り どんどん 歩いて。


碁盤上になっている 街だから 
信号が 定期的にあったけれど
不思議と ちょうどいいタイミングで 青になったり
ちょっと 立ち止まりたいタイミングでは 赤になってくれたり。


1時間に 1本しかないバスが
ちょうど 数分後に到着するタイミングだったり

思い付きで訪れた人気のスープカレー屋さんが
いつも 数時間待ちらしいのに すんなり 入れて
めちゃくちゃ 美味しいスープカレーに 巡り合えたり。


とにかく ちいさな ラッキー☆ が いっぱいあって
ものすごく 穏やかで しあわせな 時間だった。


もしかしたら
気が付いていないだけで
ちいさな ラッキー☆ の方が いっぱい あふれていて

アンラッキーは そのなかで 数えるほどしか ないのかもしれない。


「ないもの」「もっていないもの」も
本当は ほんの 少しのことだけで

まわりには 「あるもの」「もっているもの」が
あふれているのかもしれない。


私には 
住む家も 食べるものも 仕事も ある。
眠る布団も 足を伸ばして浸かれるお風呂も ある。
note を書ける パソコンもあるし お気に入りの香水も マニキュアも ある。


無いもの に 気持ちが向き始めると
あれも無い これも無い と そこにばかり意識がいって
あるものが 見えなくなっていく。



私の「欲しいもの」は 形のない  感覚的なもの だけれど
それも含めて 無いものではなく  「あるもの」「持っているもの」を
意識して 見るようにしたい。


そこにあるだけで 尊いものたちばかりなのだから。


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