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9月5日はLabor Dayです。

アメリカでは、9月5日(月)は Labor Day という祝日です。
そこで今回はLabor Dayがどんな日なのか調べてみました。

Labor Day とは?

Labor Dayとは「労働者の日」という意味です。アメリカの連邦政府の祝日の1つで、9月の第1月曜日と定められています。そのため2022年は9月5日になります。
アメリカ人にとってLabor Dayは夏の終わりを象徴する日だそうです。学校によってはこの連休を最後に夏休みが終わり、新学期が始まります。
多くの場合3連休となるため、バーベキューやアウトドア、パーティー、旅行などを楽しむ人が多いそうです。また各地でイベントが開催され、デパートでは大規模なセールが実施されます。
さらにLabor Dayはアメリカンフットボールのシーズンの始まりを告げる日でもあります。

Labor Dayの起源

アメリカで最初にLabor Dayが祝われたのは、1882年のニューヨークです。この年も今年と同じ9月5日だったそうです。
こちらは当時のパレードの様子です。

(出典:Wikipedia


19世紀、アメリカでは産業発展が進みました。工場を所有する資本家は富を蓄積していく一方、労働者は長時間労働や低賃金での労働を強いられるなど、労働環境は悪化していました。労働者たちは労働条件の改善を求めてストライキを起こし、1日8時間労働、賃金アップ、子供の労働禁止などの条件を獲得しました。
そして1982年に「労働者を称える日」としてLabor Dayが提唱されました。
その後アメリカの各地に広がり、1894年にアメリカ議会において公式の祝日として制定されました。

なぜ5月ではないの?

多くの人が「労働者の祭典」と聞いてイメージするのは5月1日の「メーデー」ではないでしょうか。メーデーは国際連合などの国際機関によって定められいる記念日で、世界80ヵ国以上で祝日となっています。
メーデーは、1884年5月1日にアメリカで1日8時間労働を訴えるストライキがスタートしたことが起源となっています。しかしその2年後の、1886年のストライキで警官とデモ隊が衝突し、死者が発生するという事件が起こりました。これはヘイマーケット(Haymarket)事件と呼ばれています。
アメリカでは労働者の日をメーデーと一緒にするのはヘイマーケット事件につながると懸念し、9月に労働者の日が制定されました。


明日はマサチューセッツ州でLabor Dayに開催されるイベントについて調べてみたい思います。

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