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抱きしめたいと思っても 俺はお前よりも背は低いし 一回り以上小振りで 広い背中に手が届かない 話す時もお前を見上げて まるで小さな子供みたいだ でも 大きな体を畳んだお前は 俺の側にいたがる どこかしら触れ合ってないと 不安そうな顔で あれだな お前こそ まるで小さな子供みたいだ
目の前の君から目が離せない その心地よい声に震える このまま流されてしまっても 何の後悔もないのに 君は何事もなかったかのように 笑って そして俺を手放す 器から溢れそうな心は 流れ着く行き場のあてもなく 水の膜をただ揺らして 知ってるはずが 気づいてるはずが 一番遠いんだ