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日記という名の短編エッセイたち

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取るに足らない日常の出来事、なんて思うのは本人だけかもしれませぬ。
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#写真日記

ホームベーカリーがすごかった

毎週末、移動販売のパン屋さんから買い溜めしている朝食用のパンを、今週は息子にあげてしまったので、週の初め早々に買い置きのパンが切れてしまいました。 翌日は白米にもち麦を足して、もち麦ごはんと味噌汁で朝ごはんにしましたが、パンがあるときは「白いご飯が食べたいな」と思うくせに、いざパンがないとなると、無性にパンの朝ごはんが食べたくなる、あまのじゃく。 スーパーに行けば、安くておいしいパンが売られていますが、ここは一つ、自分で焼いてみるのはどうだろうと思い立ち、納戸にしまい込んで

夜の読書タイム、はじめました

最近、夕食を食べたら、さっさとお風呂に入って、寝室にこもるようになりました。理由の一つは、訳あって朝5時半に起きているからです。 冬の間は、編み物をしながら、動画配信サービスや録りためたテレビドラマを見て、夜更かしして、朝はギリギリまで寝るという生活でした。 それが、早起きをするようになったので、睡眠時間を確保するために夜更かしできなくなりました。冬から春へと、いつしか季節も変わって、もこもこの毛糸に触れるのはちょっと暑いと感じるようになり、編み物もお休み中。 そこで、

初夏は夕暮れ

仕事帰りの午後7時。 西の空はオレンジ色のグラデーションを描く。五月半ばのこの季節は、田植えの時期で、あぜ道で小さく区切られた水田に、小さな稲の苗が整然と植えられている。 まだ苗が小さいので、田んぼの水面は、まるで湖面のよう。 その水面に、夕焼けが映って美しい。 ありきたりだけど、千年昔から変わらない自然の美しさには、何も敵わない。