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AIの発展とレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッド

 生成AIの進歩が加速している。
 最初は問いに対する文章(自然な会話)を行うというものであったが、リクエストに応じて絵をかいたり、書きたい文章の下書きや、情報の要約、そこからアイデアの提案までできるようになっている。

 動力機械、計算機械などの人工物は、事前に規格が定められたものを大量に生産したり、高速に処理したりすることが得意であり、これまでは新たなものを提案したりアイデアを出すことは人間のするべき領域とされてきた。

 生成AIの発展によって、そのような新たなものやアイデアづくりも、人ではなく人工物に、多くをゆだねていくことになりそうだ。

 新たなアイデアを出すことから解放された人間の余力はどこに向けられるのか。

 私見としては、人間の余力は、AIによって生まれたものやアイデアの「評価と活用」に向かうと考えている。

 「評価と活用」の判断軸になるのは、自己と他者のそれぞれの価値観とその関係である。自分がどうしたいのか、相手がどうしたいのか、世の中をどうしたいのか、世の中が何を求めているのか、といったようなことを見定めて様々な物事やアイデアを判断するのである。

 自分や他者の価値観に光をあて、その結果を受けて自分たちがどのような判断をするべきかについて考えることが、世の中においてより重要になっていくのではないだろうか。レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを通じた対話の場づくりはそこに大きく貢献できると思われる。
 

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