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聞いたことをブロック作品で整理する

 今日、私が関わらせていただいている学びの場での取り組みのプレゼンテーションをオンラインで聞いた。プレゼンテーションは全部で7つ。立場上、途中や最後で講評することが求められている。

 個別にコメントしていては時間が長くなるので、個々の発表から全体的な傾向を掴んで話のテーマに仕立てなければならない。

 こんなとき、ときどきブロックで話を整理する。今回の場合には発表ごとに3〜7ブロックでポイントや印象をまとめたミニ作品をつくり、少し広さのあるプレートの上に配置していく。話を聞いていくにつれミニ作品の数が増えていく。さらに、ミニ作品同志の場所や角度を繰り返し修正する。

 いろいろな配置のあり方を工夫していくと、不思議なもので、外側にモデルが置きたくなってくる。それはモデル配置の軸や文脈を(無意識レベルでも)感じているからこそ置くことができる。今回は最終的に写真のように4つの文脈がでてきた。

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 これだけでも話せるけども、「発表の底にあった4つのポイント」という話だと3分ぐらいはかかりそう。1分ぐらいで話すとなると、まだ情報の集約が足りないという感じである。

 そこで、追加で置かれた文脈モデル同士の関係を考える。イメージとしては写真のプレートの底にあって4つの文脈モデルにつながっていることをイメージする。上記のモデルからは「コロナ禍によって強化された社会へのストレス≒学びの加速要因」というものが見えてきた。実際に、それをもとに総評を話した。

 参加者に何らかの気づきを与えられるような話だったかどうかはわからないが、個別発表へのコメントの並列ではなく、発表会全体を総合的に考えたコメントには近づいたのではないかと感じている。

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(発表会を聞いているときの私の机の上。
中段で紹介した作品とは表現が修正されていることに注意)

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