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思考ルーチンとレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッド(9)「見出し」

 今回はこの本の中で紹介されている「見出し」という思考ルーチンをとりあげる。

 「見出し」は自分が学んだことを端的にワンフレーズ(ひとこと)で表現するというものである。

 教室で、それぞれが見出しを考えたのち、それを他の人に伝えてみる。さらに、グループなどでそれぞれが考えた「見出し」を持ち寄り、出てきた見出しの関連性や共通点を考えていく、、、というように活用される。

レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドにおける「見出し」

 この「見出し」という思考ルーチンは、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドの応用テクニックの共有モデル作りに非常に似ている。

 それぞれが問いに応じて自分の考えをモデルで表現し、他の人にモデルの内容を説明したのち、自分のモデルの中で最も中心となる部分(意味の固まり)を抜き出してもらうことがある。
 これによって、改めて自分の主張の本質に迫るように思考がはたらくのである。

 そして、それぞれの部分(意味の固まり)をグループなどで持ち寄り、それぞれの部分をつなぎ合わせ、一つの大きなストーリー(モデル)を話し合いながら作らせる。

 このように「見出し」という思考ルーチンと、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドのなかにある応用テクニックのひとつに、奇麗な重なりを見ることができる。

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