3Dセルフインタビュー 19th November 2024
レゴブロックを使って自分の状況を表現して内省する取り組みをしています。今回は2024年11月19日に作った自分の状況についての定点観測です。
今回のモデルの3Dキャプチャーはこちら。
状況モデルの説明
・中央の緑の大地に立つのが私である。大きな成果を出しているわけではないが、やるべきことはできているので、日々の生活にある程度の安定感を感じている。
・自分の目の前には動く道がある。レバーがついていて、その先は自分次第で黄色の世界もしくは黒の世界への道となる。黄色の世界は、多少の難しい問題はあるけれども明るい世界であり、黒の世界は怒りや苦しみの炎でその身を焼かれる地獄のような世界である。目の前にある道のレバーを動かすのは容易ではなく、自分の判断や行動次第で変わるのだ。これは、日本の衆議院選挙、アメリカ大統領選挙、兵庫県知事選挙などの報道から得た自分の社会の変化の感覚である。
・私は、何が正しいか、自分の判断がどう未来につながっていくかを、新鮮な気持ちで慎重に考えなければならないと頭上の高いところに複数の目を持つように構えている。
・自分の周りには、一見おかしくは見えないが真偽がわかりにくい、いろいろな情報が発信されている(緑の波形パーツ)。発信されていないが世の中には判断に重要な情報(ピンクの花形パーツや黄色の透明パーツ)が存在しているはずだと考えている。
・自分の横には自分の家族がいる。家族とこうした情報を交換して世の中の今の動きについて考えてみたいということが表現されている。
・このようなことを考えたりするなかで何かが生まれそうな感じもしている。黄緑の階段はそういう動きである(レゴシリアスプレイメソッドを活用した新しいワークショップのプログラムに結晶化できればと思っている)。
・自分の背後にあるオレンジの壁やピンクの積み上げは、来年度の授業計画やプロジェクト構想である。まだ全く形になっておらず始まってもいないが、自分が楽しく周りの人も楽しめるものにしたい。
前月(10月)との比較
ここからは前月のモデルとの比較を行ってみる。
・10月には1年先の一つの未来を見ている表現だったが、11月は10年以上後の2つの未来を見ているような表現になっている。見渡している範囲が広くなっている(社会全体)。
・10月には自分が歩んでいく(行動)ことが強調されているが、11月では自分が考え判断することが強調されている。
・10月には頭の上にはアイデアが表現されていたが、11月にはアイデアの前の情報収集に変わっている。11月では、アイデアは自分の下に降りている(より具体的なものと位置付けられている)。
・10月よりも11月の方が家族との距離が近くなった。
昨年(2024年11月)との比較
・2023年も2024年も高い視点を持とうとしている。ただし2023年は自分の計画のための高い視点で、2024年はこの先の社会のあり方についての高い視点である。
・2023年には進行中のプロジェクトが明確に表現されているが、2024年は進行中のプロジェクトはなくなっている。
・2023年には忙しく動き回っているが、2024年は落ち着いて立っている。
・2023年には職場の問題が表現されているが、2024年は表現されていない。
・2023年にはレゴシリアスプレイメソッドのコミュニティが意識されているが、2024年には表現されていない。
出来事のプレイ Playing Emergence
ここではモデルに関して、3つほど今後起きる出来事を想定し、それに対して想定される自分の反応から適応の行動指針を探る。
【出来事1:何名かの教員が職場を辞めてしまう】
<もたらされる影響>
抜けた教員のフォローアップをしなければならなくなる。仕事の量が増える。
<自分が取りそうな判断>
全ての仕組みを見直し、無駄を省き、効率化を進める機会とする。
<その判断は正しいか?なぜ正しいのか?>
正しい。より少ない人数で、より高い効果をしっかりとあげるかが、今後の社会にとっても重要になってくる。あらゆるところに出てくる問題の試金石となる。
【出来事2:新しく学外からの仕事の誘いが来る】
<もたらされる影響>
自分の仕事量が増える。
<自分が取りそうな判断>
基本的に、現在の自分のスキルや経験が高まり、研究費(活動資金)等の獲得につながりそうかどうかで受けるかどうかを決める。
<その判断は正しいか?なぜ正しいのか?>
正しい。新しいことへのチャレンジが必要な状況になりつつあり、自分の価値を高めるために新たな要素を入れていく必要があるからである。
【出来事3:自宅の冷蔵庫が商品寿命で壊れる】
<もたらされる影響>
家族の生活リズムが崩れ、買い物の回数や外食などが急激に増える。
<自分が取りそうな判断>
すぐに買い替える。容量は前回と同程度のものにする。金額も前回と同程度は最低限みる。
<その判断は正しいか?なぜ正しいのか?>
正しい。日々の生活の基盤になるものについては、妥協しないようにする。
<SGP>
・無駄は省くが必要なところは妥協しない。
・自分を破るチャレンジには無駄はない。
気づきと今後のステップ
・ここ1ヶ月の間にぐっと政治への関心が高まり、長期的な社会政策について関心が高まっていることに気付かされた。
・大きく社会のことを見ることが、日々の仕事や研究にどのように関連しているのかを考えることで、視野の広がりをプラスに転じることができるので、その関係を積極的に考えていきたい。
・次の大きなチャレンジを考え、とりかかっていきたい。