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定点観測をもとに2022年を大きく振り返る

 このNoteでは、おおよそ月に1回ずつ定点観測をしたものを紹介してきた。

 定点観測の2022年の1年分を集め、この1年を大きく振り返ってみたい。

2022年前半(1〜6月)の定点観測

1〜3月:探す。集める。組み立てる。

 2021年の年末はやや方向性を見失っていたが、年明けになると気持ちは前向きで前に進み始め、機会や情報を探し、これはと思うものをピックアップし、計画していく時期だった。特に3月はいろいろなものを材料として準備している様子が現れていた(大学教員という職業柄、この時期はいつもバタバタ…)。

4〜6月:前に進む。欲張る。

 3月にはバラバラで細かったものが、4月には固まったイメージに。3つのラインが見えている。自分のモデルを繰り返し見ていると、大きく「3つ」からなるモデルがよく出てくる。自分の思考の癖がでているのかもしれない。
 4~5月は落ち着いて過ごしているイメージだが、6月から様子が変わっていく。自分自身の動きが激しくなっていく。遠くには高い目標のイメージが。どうも、落ち着いてくると何かチャレンジしたくなる習性があるようだ(毎回、自分の首を閉めてしまう結果になってしまうが… )。

2022年後半(7〜12月)の定点観測

7~9月:がんばる。迷走する。

 6月から始まった激しい動きは9月まで続く。7月は目標に向かってまっすぐ進んでいる感じだが、8月には一生懸命走っているものの目標から遠ざかり、9月には迷走している。
 今年は7~8月で研究出張予算を使い切ってしまうほど精力的に動いていたが、多くの経験や、その結果、新たに課題もたくさん出てきて、9月には、結果として迷路の中に入り込んでいる。

10~12月:座る。眺める。

 9月までの激しい動きは急に落ち着き、10月以降は動きがピタッと止まる。特に10月の自分は座っており(3年ぶりのデンマークでのグローバル・ミーティング出席の影響が強かったとはいえ、いままで定点観測してきて「座る」は初めてかも)、動から静へとモードが切り替わった感じだ。もちろん、この時期にもワークショップをしたり、積極的に動いていた部分もあるのだが、表現として自分の動きが落ち着いているのがレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドで出てくる表現の面白みである。
 6〜9月の動きの成果をまとめて新たな方向を見出すという流れが理想的だと思いつつ、12月でも、まだそれが十分にできていないことを突きつけられた(できていれば「成果」を表す表現が出ているはずである)。年末には全国のファシリテーターとの実践方式の研究会も控えているが、その成果を「まとめる」ということを意識して過ごさねばと気持ちを新たにした。

よりよい1年をすごすために

 1年間を月ごとに振り返ってみて、改めて年間のリズムを感じることができた。コロナ禍は続いたが、動ける・集まれる機会が増えたこともあって6〜9月はかなりアクティブな時期が続いた。
 課題としては、それらの成果をちゃんとまとめて次のアクションにつなげていくことである。その習慣づくりのために、このNoteを始めたということもある。Noteを書いていることはところどころでモデルの中に現れているが、それらの研究や考察の結果をもっとしっかり発信する(論文にまとめる、というのがやはり大事)ように心がけたい。実践と発信と計画をON-OFFという時期を区切って(今年度はそれが比較的顕著だった)進めるのか、それとも常に実践ー振り返りを同時並行にすすめるがいいのか。これは経験を重ねて、私自身の力がより出せるスタイルを探っていきたい。


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