ダンスの使いかた展 訪問レポート
1/15(土)、友人の秋山きらら氏がディレクターを務める『ダンスの使いかた展』にお邪魔してきた。
コンテンポラリーダンスをバックグラウンドに持つ「ダンス井戸端会議」の面々が、
「あなたはダンスを使って何をしていますか?」という問いに対する答えが展示されている。
訪問に先立って、そもそもダンスとは何だろう、と考えてみた。
音楽が必ずしも必要なわけではない、
屋内限定で行われるものでもない、
なんならリズムすらいらないかもしれない、、、
、、、定義はかなり難しい。
そう考えると、「動き」にまつわる全てはダンスと呼べるのではないかという気がしてくる。
↓秋山きらら氏が所属する「身体企画ユニット ヨハク」の展示
例えばこの『ボーカルのうごき』というのは、歌いながら行う動き(平井堅とかMISIAが行う、手の動きを想像していただきたい)に名付けと分類分けをしている。
もちろん平井堅もMISIAも踊っているわけではないが、こういう解釈がなされるだけでその動きが「ダンス」に見えて来ないだろうか?
気になる人は、ダンスという視点で『瞳を閉じて』を観てみよう(「聞く」んじゃなくて「観る」視点で音楽を楽しむのもまた新たな視点)。
↓こちらは杉本音音(ねおん)さんの「Phoreography」という作品。
こちらはポーズとポーズの間の動きを分類、再定義、再構築することで、動きに新たな解釈を生み出している。
確かに言われてみればダンスというものは
拍に一致するタイミング(メトロノームで言うと左右の端に先端が振れている瞬間)に何らかのポーズがあるものだが、「じゃあその間には何があるんだ?」と言われると、そこにはまだ解明されていない「何か」がある気がしてくる。
全ての動きはダンスと呼べるのではないだろうか?ということを意識しながら生活すると、運転中の動作やキーボードを打つ姿、果ては寝ている時の無意識の寝返りまでダンスに見える。不思議なものである。
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