学生最後の夏休み
学生最後の夏休み。
私には今、夢中になっていることが3つある。
1つ目は、自動車教習所に通うこと。
6月末から通い始めたのだが、大学のテスト期間と重なって中々通えなかったこともあり、最近やっと路上教習が始まった。
運転は楽しい。
教習所に通う前は、車を運転するなんて怖い、と思っていたが、仮免を取ったあたりからその恐怖心にも慣れてきた。
信号を見て、標識を見て、周りを歩く人を見て、対向車を見て。
こうした情報量の多さに圧倒される日々だが、なんだか脳トレになっているような気がして、疲労感も心地よい。
2つ目は、英語の勉強。
学生のうちに英検一級を受験する!と、はるか昔から心に決めていたので、この秋に受験することにした。
留学したこともあり、文法やリスニングには自信を持てるが、問題は語彙力だ。
一級レベルの単語を知らなくたって、英語は喋れるよ、、、と幾度も思ったが、それでも英検は取りたい。
それに、普段洋画を見ていても知らない単語に多く出会うから、どっちみち語彙力を今一度鍛え直したいと思っていたのだ。
とりあえず購入した単語帳を周回する。
ちなみに私の英語力の目標は、ネイティブレベルになることだ。
仮に一級を取得できたのちも、「英語でわからないことが一つもない!何もかも英語で伝えられる!」というレベルになるまで、私の勉強は続く。
3つ目は、バイトだ。
都内にある鰻料理店でホールのアルバイトをしている。
忙しすぎず、客層も悪くなく、時給もそれなりに良いので、気に入っている。
海外の人も多く訪れるから、英語の練習にもなる。
たまに賄いに鰻をつけてくれるところも、かなり気に入っている。
店内の人間関係には疲れることもあるけれど、それでもバイト仲間も社員さんも皆いい人だ。
大学卒業前にヨーロッパ旅行をしたいので、その資金を貯めることが今のモチベーションだ。
「未来のために、今取り組むこと」というお題を見て、今私は何をしているのか、見つめ直してみた。
教習所、英検、バイト。
ありふれたことで、いかにも大学生が取り組みそうなことだ。
自分が自分のためにやっていることだ。
未来。
社会。
規模が大きすぎて、自分にできることは無いように感じてしまう。
でも、日頃の行動一つ一つが実は社会を作っている。
交通ルールを守る、英語を話してコミュニケーションを取る、接客をする。
「自分のため」の行動が、実は社会を、未来を作っている。