見出し画像

嘘つきが教える嘘つきはこういう奴/便乗野郎編

 何かする度についでにこれやっといてあれやっといてと「ついで」という言葉を使って他人に何かしてもらうクズがいる。奴らは便乗野郎と呼ばれる生物で自分で進んで思考すること、行動することを嫌う。これは人として進化をすることを諦めたと同義である。
 「ついでにこれ買ってきて」と奴らにお願いされた時、断るとケチだなんだと批判されてしまう。相手を助けるか否かは自由であるはずなのにあたかも強制であるかのように主張をしてくるわけである。
 さらに奴らは職場で上司に媚びるのが上手い、そして上司に媚びる性格はしつつも上司が出す意見が多数派ではなく少数派になるやいなや凄まじい速度で鞍替えをするわけだ。今までの自分の意見などなかったかのように多数派に飛び乗り多数派の意見に同調するようになる。ところでこの特徴はネット上で右翼発言をする通称ネトウヨの特徴と似ている。
 ネトウヨというのはその対岸にいる左翼の鏡写しである。左翼の反対の発言をするのみで自己の主張を持たず左翼に発言を論破された場合は「お前らが言ってたことの逆のことを言ってただけ」という言い訳をする。自己の主義主張を持たず、左翼の反対の主張をするためならばころっと発言を変える。多数派につく方と少数派につく方という違いはあれど奴らは驚くほど似ている。
 さて、人に頼りまくり主義主張までもが他人頼みの便乗野郎は主義主張が他人頼みで嘘に近いものであるのはもちろんのこと、「さっきと違う発言してるじゃん」と指摘したとしても「そんなことはない」と否定してくる。バレバレの嘘だ、ものとしてはとっさの嘘に近いだろう。何かしらの理論をこねくり回し、無理やり主張が繋がっているように繕うことはなくずっと「そんなことはない、そんなことはない」という発言を変えていないという旨の返答ばかりする。
 これは嘘をつくのには頭を使うから一番負荷のかからない嘘のつき方をしているものだと思われる。ただ否定だけを繰り返すくらいなら潔く「発言内容を変えました、私はそちらの方が正しいと思ったからです」と謝罪と変えた理由を述べられれば良いものを無駄な意地を張る奴が多い。もちろん潔さのある便乗野郎もいなくはないが少ない。
 ちなみに奴らは酷く意見のない多数派の味方だが情報ツウではあるから世間話をする程度なら楽しい相手なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?