人を惹きつける至極の間違い

 カニンガムの法則という法則を知っているだろうか?
 ネット上で正しい答えを得るためには間違いを書くことが最善策であるというスティーブン・マクギーディがニューヨーク・タイムズの言語ブログ上で提唱した法則である。
 マクギーディはWikipedia開発者のウォード・カニンガムと仕事をしていた時のことを参考にしてこの法則を思いついたそうである。ちなみにここまでの情報はWikipedia上の「カニンガムの法則」という記事の内容をほぼ丸パクりして書いていたりする。
 そしてここからが本題、カニンガムの法則は本当なのか、個人的には最善策でないと思っている。
 インターネットというのは賢い人もいれば賢くない人もいる。聞く話によるとウィキペディアを編集するのが趣味の通称ウィキペディアンは頭の良い人が多いと聞く。頭の良い人の目を何度も通しているのだから知識による誤情報の排除、情報の洗浄が起こるわけだ。だが、頭の悪い人たちのチェックを通しても各個人の誤解や誤認によって間違いが正されないことも多い、そのため正しい情報を得るには得た情報の裏取りはもちろん情報源の情報源まで調べねばならない。
 ここまでカニンガムの法則が間違いであるかのように書いたが実際に人間に間違いを正したくなる性質があるのは事実で正さなければムズムズするから間違いを書くことが人の目を引く最良の方法なのかもしれない。

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