HOT ENERGY暖好きだったなぁ

 チェリオ自販機は回転が早い。売れたら売り続けるし売れなかったら別の飲料に変える。最近もGODZILLA ENERGY3がGODZILLA ENERGY -1に変わってちょっと悲しかった。GODZILLA ENERGY3は甘ったるくないけれど炭酸の苦味と甘味のバランスが唯一無二のエナジードリンクだった。エナドリをあまり飲まない私の友人も味が好きだといってくれた。初めて買った日のことも覚えている。あの日私はウーバー配達員として街の外れまで行っていた。そして何気なく見た自販機にGODZILLA ENERGY2からアップデートされたGODZILLA ENERGY3が発売しておりウキウキで買って帰って味のレビューを書いた。ちょうど寒い季節で冷たい缶をすぐにしまって配達先の大学の寮を後にした。京都市の上のほうだったろうか。あの日の高揚感は今も忘れない。その後に色々なトラブルに見舞われたのも忘れない。
 無駄話はさておき、他にもチェリオは美味しいエナジードリンクを出しており最近はライフガードXとGODZILLA ENERGYと他社の自販機で販売しているロキトリックも美味しい。しかし、目をひいたHOT ENERGY暖には勝てない。
 HOT ENERGY暖は名の通り暖かいエナジードリンクである。開けた瞬間に気化したエナジー成分でむせるのが飲む前の儀式だった。生姜感、もっと言うとジンジャーエールの後味の喉に来る味、これが暖にはあり、ベースはライフガード系の味だった。ジンジャーというエナジードリンクと相性のいいものをぶち込んだパーフェクトドリンクだったが奇抜さからかおそらく人気にならず冬が終わると共に販売が終了し次の冬には販売されなかった。新しいものは受け入れられないからこその回転率を高くして挑戦をするというチェリオの売り方は好きだが消えていったものもたまには復活させて欲しいなとは思うのだ。

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