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影絵を通してみる世界

みなさん東京といえばどんな場所を思い浮かべますか?

私はやっぱり、ビル、ビル、ビル。人、人、人。The 都会!をイメージします。ですが、今回お伝えしたい東京都あきる野市は、高層ビルなんて一つもない、辺りを見渡せば山、山、山。自然豊かな場所なんです。

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11月24日、あきる野市の旧戸倉小学校をリノベーションした戸倉しろやまテラスで「森のガッコウの秋まつり」が開かれました。そこで私は人生初!影絵を見てきました。
※上記イベントは「きく・かく・えがく~東京のふるさと・自然公園~」活動発表会の一環として実施されました。

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影絵の台本は、ここ、あきる野市とお隣の檜原村で取材をした都会の中学生が創作した物語です。

中学生はまず最初に、地元の林業家や泥染め職人、さらに醤油造りをしている方などに取材を行いました。取材を通して、やりがいやその仕事について聞き、それをもとに物語を書き、そして最後に、影絵の力をかりて「森の東京」を描き上げました。(くわしくは、きく・かく・えがくwebサイトをご覧ください!)

今回の取材で都会に住む中学生たちはどんなことを感じたのでしょうか。

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こちらは、醤油を造っている近藤醸造株式会社へ取材に行った中学生が書いた物語の一部。真ん中で踊っているアフロっぽい子は、醤油を作る上で必要となる“麹菌”を表しています。物語の主役が人ではないというのが面白かったです。醤油が出来上がる過程を麹菌の目線から表現する。なんだか新鮮でした。

影絵上演後のアフタートークでは川村さんがそのことに触れていました。

今回上演した作品は主人公が人じゃないものもあった。たとえば麹菌とか、花粉が飛んでくる話もありました。なので、中学生のみんなも肌感覚というか、つまり視覚だけじゃない何かを感じながら今回のお話をつくったんじゃないかな。

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また、職人の方の日常を感じることのできる作品もありました。こちらは、田中林業株式会社に取材に行った中学生の作品。なんと田中さんは花粉までも栄養にしてしまうそうです。これはもう、日々森の中で働いているという経験のたまものですね。

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舞台裏はこんな感じ。大学生アシスタントたちと影絵師の川村亘平斎さんが、時には自分の体を使って演じています。

今回初めて影絵を鑑賞した私が思ったことは、第一に、影絵おもしろいな!ということです。スクリーンに浮かび上がった影の動きに合わせて川村さんが声を吹き込み、そこに田中馨さんのリズミカルな音楽が合わさっていく。やわらかい明りがともった空間は心も体もあったかくしてくれました。

今回の「きく・かく・えがく」での体験を通じて、中学生たちは自分が住む東京の新たな一面を発見することができたのではないかと思います。みんながこの経験をどういかしていくのか。とても楽しみです。

(文:寺崎真未)

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