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公立中→高校受験ルートが静かなブーム

中学受験はリーマンショック後受験者数を減らしていましたが、センター試験から共通テストへ、入学定員に対する合格者数の制限化に伴い、大学附属校を中心に中学受験人気は復活。

2023年には過去最高の受験生数を記録しました。

しかし2024年は受験率は高いものの微減。加熱する中学受験を敬遠する層が多くなってきているのだと思います。

公立中→高校受験という従来型のルートが再評価されてきているように思います。

では、高校受験をするメリットは何なのか?

①大学附属校は高校受験でも入学可能なため、中学受験にこだわる必要がない
②大学受験を考えた場合、英語を高校受験のために勉強しておくことで大学受験準備にスムーズに移行できる
③男子校や女子校のように同じようなタイプの集まる中高一貫校では多様性を受け入れるのに苦労すると思われ始めており、何が何でも中学受験ではないという風潮が少しずつ出てきている。

③はやや偏っていますが、高校受験を再評価する動きは確かにあります。
大手学習塾でも公立中進学コースを小5から作って、早めから英語に取り組むという動きがあります。

中学受験には多くの学校で英語がなく、中学受験算数は数学に繋がる科目ではないため、中学受験でピークを迎えてしまい、どんどん成績を落としてしまういわゆる『深海魚』という状態になる生徒は少なくありません。

それなら高校受験でトップ校に入れるように小5から5年準備するというのは一つの選択です。

私自身は公立中から高校受験というのは大きなメリットがあると思っていますので、中学受験が仮にうまくいかなかったとしても悲観する必要はないと思います。

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