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無自覚なスメルハラスメントにどう伝えるかから学ぶコミュニケーション術

現代社会はハラスメントとコンプライアンスにあふれています。

ハラスメントを正論で論破しようとすると別のハラスメントやコンプライアンス違反が起きる可能性が高く、ハラスメントの連鎖、コンプライアンス違反の連鎖を止めることができません。

スメルハラスメントも真っ正面から正論で改善要求をしたら、パワハラやモラハラとして扱われたり、その伝え方に問題がある場合にはコンプライアンス違反になる可能性もあります。

ではどうするのがいいのか。

組織にハラスメントの概念教育があまりなされていないのであれば、ハラスメント研修をし、指摘することのできる土壌を作るというのは必要です。ただそれだけではうまくいきません。

スメハラについては金銭で解決できることもあります。本気で企業が取り組むなら補助金を出すということもできます。

中小企業だと叶わないかと思います。

その場合にはやはり対話を試みるしかないでしょう。相手のことを配慮しながらそれでも改善策を探る必要があります。

においがキツイから何とかしろ!

これでは改善されませんし、ハラスメントの連鎖を生みます。

相手のことを尊重し、人格否定をするわけではないことを前もって話した上で、事がらとして切り離し、改善策を一緒に考えるということが大事です。

この人とモノを切り分けるということを相手と共有することがあらゆる場面で大事になります。

課題に対して指摘をするだけで、その人の人格や思想を否定するわけではないということを宣言し、理解していただいた上で対話するということが大事になります。

とは言え非常に難しい問題です。

関係性を損なわないよう最大限配慮した上で管理監督者が動く必要がありますし、管理監督者が動かないのであれば社内外の窓口に相談していただく必要があると思います。


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