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W杯バレー女子総括

今回はW杯バレーの女子が終わったのでその総括をしたいと思います
主な問題点については前に出したノートで言及しているのでそれを見ていただければなと思います

1個々の能力の高さとコンセプトのジレンマ

今回の大会ではサイドの選手を中心に個々の力の高さが世界に十分通用するものだと言うことを十分に感じさせてくれるものでした

特にレフトは石川、古賀、鍋谷、石井と軒並み揃って活躍(古賀は最初セッターのトスの問題もあり苦しんだが)
戦力に物凄い厚みが出てきました

個々の力では間違えなく世界トップクラスだと言えるでしょう

一方でコンセプト面に目を向けると速さに拘る余り彼女らの実力を十分に活かして切れてない所が目立ちました

結果的に5位に終わりましたが勿体なく思います
中国は別格としてコンセプトがしっかりしていれば2位ぐらいには食いこめた気がします

ただ横浜大会、札幌大会、大阪大会と試合を減るにつれて段々とコンセプトに修正が加わっていた(サーブレシーブの返球が高くなったり、新鍋がライトのバックアタックの攻撃に参加したり)のでもしかしたら首脳陣も自分たちも過ちに気づきつつあるのかもしれません

2ブロックをどうにかしよう

ここでまず簡単にブロックの戦術の変遷について述べていきたいと思います
ブロックは当初はゲスブロックが主流でした
ゲスブロックとはトスを予測して飛ぶブロックのことです

それに対して攻撃側はスパイカーがこまめに移動したりしてコンビバレーによってブロックの予測を困難にしようとしました

そしてそのコンビバレーに対抗するためにトスがどこに上がったからを見て飛ぶリードブロックが主流となり今に至ります

しかし、リードブロックの徹底度には現状国によってかなり差があり現代バレーで一番差がつきやすいポイントかもしれません

そして、日本のブロックに目を当ててみるとリードブロックを基本としてはいるもののミドルの囮に引っかかってゲス飛びをしたりする事が多々ありサイドを一枚の状態で打たせることも多かったです

リードブロックはフロアディフェンスと連携が取りやすいというメリットもあるので日本の強みであるフロアディフェンスを活かすためにもブロック強化に努めて欲しいです

3攻撃参加意識

前のノートでブロックの枚数は攻撃枚数によって決まると述べました
攻撃枚数を増やすには当然攻撃に入るスパイカーが増えないといけません

ですが日本ではバックライトの攻撃が極端に少なく新鍋選手が入ってる場合は当初は助走にすら入らないなど相手ブロックにとって絞りやすい状況を作り出してしまいました

そのため、ライトが後衛に下がるローテーション(主にS4ローテー)では連続得点を多く献上しこれが勝負の分かれ目になった事が多々ありました

また、ミドルの攻撃参加意識も高いとは言えず切り返しの時に一度しっかり下がってから助走を取るのではなくほんの少し下がって攻撃に入るなどセッターからしたら使いにくく、ブロッカーに選択肢から外されやすい助走をしていました

一方で鍋谷選手などはレシーブで膝をついてから素早く起き上がり攻撃参加するなどレフトの選手の攻撃参加への意識は非常に高くそこは良かった点なのではないでしょうか

攻撃枚数を増やすというのは五輪に向けての大きな課題ですね

4石川真佑をすこれ

今回のW杯バレーで一番衝撃を残したのはやはり石川真佑選手なのではないでしょうか


石川選手はブロックの指先を狙ってはじき飛ばしたブロックに当てる角度を工夫してブロックアウトを取ったりブロックの間を強く打ち抜いたりと非常にコース選択の幅と巧さ、そしてクレバーさを感じました

また、彼女は高めのセットをセッターに要求しているので彼女が入ると全体的にセッターのあげるトスが高くなりスパイカーがゆとりを持って打てるようになるという効果をもたらしてくれました

劣勢の場面で投入されて流れが変わる事が多かったのはこの部分もでかいです

まさに日本の女神ですね

特に二枚ブロックの外側を抜くインナースパイクは見事の一言でした

ディグも素晴らしかったです

顔も超タイプで笑顔も素敵!!ムチムチボディーとルックス面でも女神の彼女
2020では日本の中心選手として活躍してくれることを期待してます!!!!

ほんと可愛い、、、、

5終わりに

自分は日頃男子を見ることの方が多いので女子に関しては今回見て初めて気づいた事も多かったですが実に沢山の発見を今回のW杯で得られました

最初に述べたように個々の能力は十分高いのでここから五輪に向けて突っ走って五輪でなんとかメダルを得て欲しいものです

頑張れ!!日本!!

#女子バレー #日本代表 #火の鳥NIPPON #石川真佑
#石川真佑たまらん #TOKYO2020 #東京五輪

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