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編集者からよく聞く言葉「本をどの棚に置いたらいいのか」【出版のヒント】

企画のたまご屋さんでは、商業出版支援サービス「ほんたま」のエントリーフォームから応募された出版企画のうち、メンバーが「面白い」「価値がある」と判断したものを、毎週平日の朝に1本、編集者にメールで紹介しています。

編集者がそのメールを見て企画に興味を持った場合、私たちメンバーが、著者候補との面談に進むようにサポートしていきます。

編集者と著者候補の面談でよく出る言葉の一つに「」があります。この棚とは、書店の棚を指すのですが、企画が出版され本になった際に、書店のどのジャンルの棚に置かれるのか?を考えている時に出てくる言葉です。

占いの本なら、占いの本を集めた棚に置かれますし、街歩きの本なら、旅行関連の本を集めた棚に置かれることが多いでしょう。

しかし、『街歩きで恋愛運アップ!』という本が発売されたとしたら?
この本は、書店のどの棚に置くのが適切なのでしょうか。

「棚」に迷う企画には、複数のジャンルを組み合わせた内容や、まったく新しい発想から生まれたため、既存のジャンルに当てはめるのが難しいものがあります。

このような企画が本になったら、書店や書店員の判断によって、狙いとはまったく違う棚に置かれることもありますし、書店のお客さんにとっても、何の本なのかよくわからず、魅力が伝わりにくいことがあります。

もし、あなたの出版企画がまったく新しい発想から生まれたものならば、実際に書店を訪れて、どの棚に置かれる可能性が高いか考えてみてください。

新しいジャンルを開拓するチャレンジングな企画は、リスクが大きいと判断され見送られることもありますが、何らかのきっかけで爆発的にヒットする可能性もあります。

「新規性」は出版企画に欠かせない要素です。その一方、あまりに斬新だと企画の意図をわかってもらうのが難しいので、企画の独自性を強調しつつも、読者にとって魅力的なポイントを、わかりやすく具体的に打ち出していきましょう。

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