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技能実習生について

こんばんは 久しぶりの投稿になります

先日は5日間ベトナムとタイに行ってまいりました
と言っても、カバン持ちのような感じで、半分旅行気分でしたが笑

今回のnoteは外国人技能実習制度について書きます

現在、日本では、外国人技能実習制度について大きな社会問題になっています
というのも、低賃金で過酷な環境で働かせて、本来の目的とは異なる利用をしている悪徳企業が多いというものです

私もこの問題については関心があり、何故このような制度をいつまでも悪用するのか、この制度に頼らざるを得ないのはどういう状況なのかについて本当のところを知りたいとずっと思っていました。
今回、ベトナムのいわゆる”送り出し機関”でお話を伺って現状をある程度掴むことができました。

渡航前の私の技能実習制度についての認識は

①日本の技術を習得して、何年かして本国に持ち帰って各国の発展に寄与してもらう制度
②現実は低賃金、悪環境でこき使われる

でした

ですが、実際には

送り出し側の国も、”制度を利用して日本に渡航しお金を得る”というのがある程度の目的だということがわかりました。
制度を一方的に日本政府と企業が悪用しているのかと思っていたら、この技能実習制度というのは大義名分だというのはお話を伺ったところも周知しているようでした

ただ、日本の賃金がなかなか上がっていないのは注視されている印象でした

私は渡航前には、技能実習制度は無くすべきだと思っていましたが180°意見が変わったのは下記の理由です

①東南アジア近隣で、技能実習制度という制度で就労できるのは日本くらい
②本当は韓国やオーストラリアで働きたい(賃金が高い)が就労するにはハードルが高い
③ベトナムでは理系の大学を卒業するとビザが取れるので他国で働けるが、そうでない場合にはこの技能実習制度を利用するしかない
④日本での人手不足は顕著 特に土木や建築などでは相当深刻 技能実習制度を利用せず正社員として雇用する場合③が理由で大卒しか採用できない ただ、人気の無い職業は、大卒は就職しないため、そういう職種は技能実習制度を利用しないとどうにもならない

技能実習制度は日本政府により見直しが入ると思いますが、各企業は少なくとも日本人と同じ待遇にしないと誰も集まらないでしょう
技能実習制度を利用するのは利用せざるを得ない状況であるのはよくわかりました ただ、環境を整備することも各企業の責任だと思います

僕が懸念しているのは、”日本には行きたくない”と言われることだけは避けたい  人材不足は日本人だけで埋めることは難しいでしょう そうなったときに、今はまだ”日本でいつか暮らしてみたい 働いてみたい”という外国の方の善意に支えられていますが、低賃金でこき使うような会社ばかりではいつか離れていってしまうでしょう そうならないように、全企業が日本人となんら変わらない待遇で迎えるべきであろうと思います

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