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起業の手順とお金の流れ

みなさんお疲れ様です。
全国あちこちでゲリラ豪雨が発生していますね。
お出かけの際は、傘をお持ちくださいね。
という前置きはどうでもいいのですが、起業するときに一体何をすればよいか・・・わかります。何していいかわからないですよね。
私は副業を始めた時に、個人事業主として開業届だしたのですが、書き方もよくわからずに人に聞いたりして書き上げて税務署に送りました。
こういう手探り状態って、ものすごくイライラするものの、同じくらい楽しくてワクワクしますよね。何していいのかわからない・・・
でも、今の時代、調べればあっという間にわかりやすい情報がどこかに載っているので便利ですし、ペーパーワークはなるべく最小限にしたいので、効率的に終わらせたいですよね。

エンジニアは技術の面は長けていても、お金の話が少し疎かったりするので、ここでは起業(個人事業主)と実際商売をしてお金をもらうまでの流れと注意点を書いていきたいと思います。
書いている間に、猛烈な雨が・・・

起業(個人事業主)の手順

ここでは個人事業主として起業する場合の手順を書いていきます。
法人についてはまた別途お話していきたいと思います。
まず、個人事業主とは?ですが、その名の通り、法人ではない個人で営業する事業主のことです。では法人とは?法人は会社という人格ですね。は?って感じですよね笑 法人とは、株式会社、合同会社、合資会社、合名会社という種類があり、それぞれ、出資や組織の仕組みによって決まっています。個人と法人は明確に違います。ここはよく覚えておいてください。

個人というのは、基本的に、売上-経費-税金=自分がどうこうできるお金。
税金は確定申告後なので、売りあがって、口座にお金が入金されたら、それは自分が自由になんにでも使ってよいです。ただ、使い続けるとお金はなくなり、税金が支払えなくなった!という私のような状態になるので注意ください笑

これに対して、法人は、当たり前ですが、例え1人でやっていても、法人の口座に入金しているお金を自由気ままに使って(領収書も無し)しまったら、それは横領になります。立派な犯罪です。
法人の場合には、自分の給料は役員報酬として年1回決定したもので運営していかなくてはなりません。
たまに、法人口座から自由にお金使えるという発想の方がいますが、そういう知識がなければ、仕方ないかもしれません。
いかがですか?法人・個人のお金の流れの切り口から違いを説明したので少しわかりにくかったかもしれませんが、とにかく法人と個人はお金の流れや申請についてもかなり違いがあるので、副業を始める人向けであれば、個人事業主として商売を始めたほうがよいと思います。

だいぶ話がそれましたが、個人事業主としてスタートする場合手順は下記です。どんな分野で開業するかは決まった上での手順です。

①下記書類を出す
 開業届(ここには屋号を書きますが、法人格はないので、
 ”〇〇機械設計事務所”というような感じです。)
 青色申告承認申請書
②口座作る
 今既にお使いの口座でもよいですが、経理をわかりやすくするためにも
 新規で作ることをお勧めします。

このくらいでいいです笑
細かいことはその都度でいいと思います。
JUST IN TIMEでやるべきことはあまりないと思いますし、言われたらその都度やっていけばいいかと思います。

お客さんの中には、契約段階で、基本契約書、機密保持契約書にサインをすることを要求してくるところもあります。
よほど変な契約はないですが、しっかり中身に目を通してください。中にはえぐい契約書を書いてくるところもあるので。気を付けてくださいね。
日本はまだマシですが、それでもひどいところもあります。海外はかなりしっかり読まないと・・・笑

お金の流れ

先ほども言いましたが、エンジニアはお金の流れや伝票についてものすごく疎い印象があります。でも個人事業主として事業を始める皆さんはそれではいけません。副業とはいえ、自分の技術を安売りするべきではないですし、なるべく自分の腕っぷしの付加価値を高めていき、値段もそれに見合うものをもらうべきです。

さて、どんな仕事であれ、伝票の流れは下記になります。

①仕事の依頼(見積依頼)
②見積書提出
③注文書
④納品書(納品に対する受領書をもらう場合も)
⑤請求書

これはしっかり覚えてください。
ここで特に大事なのは・・・・・なんだと思いますか?
そうです。③の注文書です。
なかなか注文書を出さない会社が多いこと笑
何故重要か、下記の事例で考えてみましょう

1.見積を提出
2.納期が短いので口頭でOKもらい作業開始
3.注文書が発行されず、案件が中止

このケース、2.の口頭で注文かかっても、3.でなかったことになることもあります。これは法的な案件なので、ここでは実際の場でどうなるかとうことをお話すると、注文書がないと泣き寝入りするパターンが多いです。
よって、必ず注文書をもらってからスタートしてください。
もしなければ、メールなどで残すようにしておいてください。
あまり注文書注文書といいうと、嫌がられるかもしれませんが、そこはきっちりしないと自分が痛い目を見ることになります。

また、いくら副業だからといって、見積を安くするのはNGです。
自分の腕に見合ったもの、もしくはそれ以上にしてください。
一度安くしたものはこの国ではほぼ値上げされません笑

次に、納品→検収となると、ここで大事なのは・・・・・・そうです。
いつお金が振り込まれるか?ですよね。
ここは会社によって、条件が異なります。例えば、

 ・末締め翌月25日払い
 ・末締め翌々月10日払い
 ・20締め翌月25日払い

こんな感じですね。いろいろです。

よって、例えば、7月に納品して、末締め翌月25日払いであれば8/25に入金があります。

この意識がずれると、不安になりますよね笑 あれ?まだ?みたいな笑

これで晴れて自分の力で売り上げを上げた!となりますね

注意点

商売をやるうえで、注意点はたくさんありますが、その中で、支払い条件は上記の通りですが、支払い条件で”手形”というのがあります。
よくあるのが、

〇〇円以下は末締め翌月末払い、ただし○○円より大きくなる場合には末締め120日後支払い

よく見てください。あなたが50万円で受注して、上記の〇〇円が10万円だとしましょう。では7月に納品したらお金が入ってくるのは・・・・・
そうです。4ヵ月後です・・・どうですか?副業のみで暮らしていたらとてもじゃないけど暮らしていけません。

また、もう一ついうのであれば、大規模な金額200万の仕事を受けて、数ヶ月かかった場合、その間は売上0になります。
そういう時は部分的に検収を上げてもらうようにしましょう。
その前に見積や注文書の段階で、内容を分けましょう。 検討100万、作図100万・・・のように。ここは特に注意ください。


ざっと書いてみました。これから副業を始める方、起業される方にとって有益な情報となることを願っています。


たくさん稼いで、好きなことをしましょう!

ではまた

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