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機械設計への道(入門編)

皆様お疲れ様です。

たまには設計のことも発信していかないと、といいつつ、詳細は今後ゆっくりとお話していこうと思います。

今日は機械設計を目指す、あるいは、機械設計をこれから始めようとされる方にどんなことを勉強すればよいかを少しお話できればと思います。

初めてお会いした方や飲み会などで”どんなお仕事されているのですか?”と聞かれて”機械設計”と言うと、だいたい”へー難しそう・・・”というなんとも言えないリアクションをいただくことが多い職業ですが笑

実際機械設計とはどんなことをするのでしょうか?説明しようにもなかなか難しいですよね。漠然とこれ!というのがなく、作業が多岐にわたるため、印象に残る説明が難しいんですよね。

話がそれたようでそれていないのですが、機械設計というのは一言では言い表せない何かではあります。なので、まずはタイトルにあるように入門編として、どのようなことを考えてスキルを身に着けていく必要があるかをお話します。

あくまで、私の考えでお話していきますね

機械設計の仕事は大きく分けて下記の2つと考えています。

 ①設計

 ②製図

そして、この①の中をカテゴライズすると激しいことになるのですが笑

また、仕事の流れは

仕様書の確認 → 構想・詳細設計 → 作図(組立図・部品図)

という感じです。

これは人それぞれなのですが、機械設計を習得しようとする場合、まずは②の製図をある程度極めた方がいいと思います。そんなに時間はかけなくてよいと思いますし、製作する人、組立する人がわかる図面であればよいので、几帳面に仕上げる必要はありません(個人的な意見)。海外では製図者と設計者は明確にわかれていますが、製図がうまくできないととんでもない形状のもので設計検討してしまうので、私は製図をある程度頑張ってほしいなと思います。人それぞれ状況が違うので難しいですが、図面の読み書きができないとその次のステップである機械設計は難しいと思います。

そして、製図はマニュアルがあります!これは非常にありがたいことです。教科書や参考書はかなり多くでているので身に着けやすいです。読むだけでもだいぶ違います。

部品図が特に迷うことなく描けるようになったら、次はいよいよ設計作業です。

私も今までいろんな本を読んだりしましたが、機械設計をわかりやすく、しかも産業機械や生産設備に特化したマニュアル的なものはどこにもありませんでした。よって、一時期から探すのをやめて、自分で整理するようにしました笑

ここまで書いていて、設計作業を説明しようにも、まずどんな作業があるかがわからないと、ゴールが見定めれないのでわかりにくいですよね笑

機械設計のカテゴリを書いていきます。(おおよそ順番通り)

・仕様書内容確認して矛盾や不成立なものを随時洗い出して連絡(タクトが重要な要素になる)

・仕様書に基づく概略設計

・使用する機械要素の選定(設計・強度・寿命計算)

・詳細設計(変更があるところは随時計算してフィードバック)タクトタイム、強度、コスト、納期、組立性、搬送、据付を意識した設計

・DR用構想図、タイムチャート作成

・客先DR(指摘項目の修正)

・部品図、組立図、リスト、エア回路図作成

こんな感じですかね。

必要に応じて解析もありますが、ここでは省略します。

これは1人前でないと一式は難しいので、まずは人が設計したものに対して形状を変更したり・・・という作業を任せられると思います。

ここで伸びる人とそうでない人の違いがだいぶでてくるのは、伸びる人は任せられた範囲とその周囲で使われている機器などを自分なりに調べてどんな動きをするのかなどを吸収していきます。伸びない人は言われた作業のみを淡々とこなします。別にいいのですが、こうした時間はかなりあとで効いてくるので、無理矢理でも興味をもって、時間が許す中で多少調べるのをお勧めします。また、今の作業の意味を考えてください。なぜこういう形にするのか?合理的な説明をしてくれる人なら納得いく解をもっているはずです。

このいわゆる”編集設計・編集作業”である程度の機器の知識をつけることが重要になります。購入品をどれだけ知っているかものちの本格的な設計作業に影響してきます。理想は、、、ミスミさんのカタログの何巻のどの辺に何が載っているかがわかるくらいだと最高です笑

設計作業についてはまた細かいことを随時書いていきます。

読んでいただいてありがとうございました。

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