マガジンのカバー画像

つぶやいた数だけ

122
自分の日々のつぶやきをまとめました。写真大喜利だったり思いだったり。 最近気付いたのですが、これは詩なのかも。
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

すぐそこにある

張り詰めた空気を知ってしまったら

柔らかな魂も毬栗のように

変形してしまうでしょう

悲しくも知らぬふりをして

もう少し柔らかいままで

呼吸をしていたいのです

夜に吸い込まれてしまいそうな

花びらのように

ki ka
1か月前
10

白く柔らかい明日

透き通る粒子のカーテン

そこにいて

寝息を立てる

夜のかたまり



滑らかな風と

気取らない街灯の

まばたき

ki ka
2か月前
13

カランコロンと
鬼太郎が出てきそうな風景である

そういえば

俳優のきたろうと
小説家の宮本輝が若い頃の
顔がとても似ていて
文庫を開いた最初の著者近影
を見る度に思い出したものだ

そして

浪速のモーツァルトは
キダタローである

音色の
思い出しが止めどない
夜なのである

ki ka
2か月前
14

もやもや

白く行き渡り

含んだ光を

散りぬるを

ki ka
5か月前
11

息を吐くと

その吐息は白くて

わたしの身体がまだ暖かいことを

教えてくれる

言葉たちが眠ってしまった後では

呟くことすら叶わなかった

ki ka
5か月前
12

夢の中、全身に緑、赤、白を使った大ぶりなクリスマス柄の刺青を入れた。催眠術をかけられている間に入れたようだ。おばあちゃんに言い訳を考えるが、目立つ刺青よりも私の鏡台にあるクリームの匂いが強いと言い出すので同意して話を伸ばした。腕の刺青をよく見るとHalloweenと書いてあった。

ki ka
5か月前
9

これは、あなたが羊になる前の姿です。 「どういうことでしょう」 唐突に伝えられた羊は戸惑いました。 軽過ぎて浮いていたのですよ、と続けて言われ徐々に納得出来ました。 食べないでいると空に行ってしまうから私たちは草を食べるのですね。 空には美味しいものは、あまりないそうです。

こんな所に

波が寝ていた

起こさないように

そっと 見惚れた

波に映る光は輝いて 美しく揺らめいた

波はその間も

すやすやと

優しい寝息を立てていた

ki ka
6か月前
11

電線の先が

じゅうじか

に見えた

幼い日のことば遊び

あくのじゅうじか



あくまのぬいぐるみ

を思い出した

穏やかな帰り道

ki ka
6か月前
12

出勤の時の車窓から
過ぎ去る光景は
ワイエスの描く風景のようだ
線路脇の黄金色の草原が
朝の光に美しく輝く

帰宅の時に車窓から
ビルやマンションの窓の光が輝く
無機質な窓の明かりや
一瞬垣間見える生活が
ホッパーを彷彿とさせる

その光景を見やるのが
わたしの毎日の楽しみだ

ki ka
6か月前
12

今日の朝突然出来た呼吸法

息を吸う時
好きをいっぱい吸い込んで
(好き好き好きスキー!みたいな)

息を吐く時
大好きーと吐き出す
(あくまで心の中でのイメージ)

好きな対象は自分でも何でも良し。
自然と笑顔になり新鮮な空気が身体を駆け巡り、何だか楽しくなるのでオススメです。

ki ka
6か月前
18

わたしの中に

秋と冬が混ざったものが

鼻の奥から入ってゆく

潤っていた体内は

少しづつ乾燥し始め

からだが

温まる物を欲し始める

それは気の早い



であるのかもしれない

ki ka
7か月前
12

子猫のままの

安心な

2人の

おはよう



優しい朝が迎えてくれる

ki ka
8か月前
13

昼の海 と 夜の海 どちらも 君のままだった