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つぶやいた数だけ

122
自分の日々のつぶやきをまとめました。写真大喜利だったり思いだったり。 最近気付いたのですが、これは詩なのかも。
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2023年7月の記事一覧

私は
左から2番目のドアから
入りますので

君は
右から3番目のドアから
入ると良いでしょう

入り次第
曲線に沿って進んで下さい

心細くなっても
4番目はいけません
下方向に進み続け
海に出てしまいますから

ki ka
10か月前
11

探さなくても

あなたへの光は

いつも

すぐそばに

存在している

ki ka
10か月前
11

凛とした姿も

ぼんやりした姿も

どちらもよろしい

ki ka
10か月前
5

たとえ望んでいなくても

受粉があれば実はそだち

鳥や蜂は姿を消せても

花は

膨らむ実から逃げられぬ

自然の摂理を差し置いて

なぜ花だけが責められよう

ki ka
10か月前
5

あなたの安全を守るために
わたしは居るのです

もしくは

あなたを別の世界に連れいくために
わたしは居るのです

どちらのわたしをお望みですか?

ki ka
10か月前
7

山に登る時

その道のりを楽しむのが好きだ

山頂の見晴らしよりも

登頂したことよりも

景色に目を凝らしながら

足元を確かめながら歩く

その工程が好きだ

ki ka
11か月前
8

言葉で傷つけられたとき わたしが一休さんだったら 良かったのにと思う その場で面白く打ち返し こりゃ一本取られたワイ! って言わせたい そしてみんなで笑っていたい わたしの切実な思い

最近の

最大の謎

貝殻を置いてただけの器に

置いていた貝とは全く違う形の

生きた巻貝が

住み着いていた事

ki ka
11か月前
5

夜の川に足をつけ

羽を休めて安堵する

柔らかな闇が

包み込む

温かな夜

ki ka
11か月前
7

夜の海が好き

有無を言わさない闇が

わたしを包み込む

ただ感覚だけになり

波の音に溶ける

ki ka
11か月前
9


なみだが
お砂糖の様に
固まってしまった

これでは
悲しみが流れずに
留まってしまう

早く忘れて
しまいたいから

温かいお茶で
溶かしてしまおう

ki ka
11か月前
10

優しい夜々に

耳に触れたあなたのくちびるは
少し冷めたあんまんだったのかも知れない

首筋に優しく触れたくちびるは
食べ頃のむしぱんだったのかも知れない

離れてしまうたび
少しづつ温もりが曖昧になって

ただやわらかいだけの
思い出になってゆく

ki ka
11か月前
10

われ雷鳴なり

瞬きに消えゆく音となり

われを失い

閃光を放ち征く

ki ka
11か月前
9