愛についての考察
わたしの憧れのうんと年上の女性とお話ししていた時
彼女の娘時代のエピソードで
人よりお洋服が大好きだったから既製品は着たくなくて作ってもらったり、とても良いものを買って貰ったりして普通の子供と違う格好で小学校に通ってた。
給食の食器が大っ嫌いであの食器で食べるのが嫌で嫌でたまらないので、
小学校時代は給食が一口も食べられず
当然、そんな子だから皆んなに煙たがられて友達ゼロ
学校からは(協調性がない)事や華美な服装や給食のことで親にしょっちゅうお叱りの電話がかかってきた
母親はいくら学校になんと言われようが、
自分を叱ることは一切しなかった。
その代わり
他人に交わらず生きていくのは大変だけれど
貴女がそのリスクを冒してでも自分を貫きたいならそうしなさい、
通学路も皆んなと歩かなくていいし、
友達ゼロでいいと言い切ってくれた。
それどころか鞄に小さなおにぎりや一口サンドイッチを入れてくれお腹空いたらコッソリ食べなさいとまで囁いて味方してくれた
わたしが感動したのはもちろんこの母の豪胆さなんだけど…
そんな事よりもっともっと心を打たれたのは
この話をする彼女の全身から母親に全肯定されたという
幸福のシャンパンの泡の様なオーラが立ち上ってきたこと
お母様は20年前に亡くなったとのことですが…
誰かに全力で全肯定された経験というものは
時空を超えて一生物の財産になるんだなあ…
とそんな風に感じたの
The 一生物の母の愛
彼女の母の愛をお裾分けして貰った様な感じで
わたしもものすごく幸福な気持ちになったわよ
現役のお母ちゃん達
こんな一生物を子供に残したいですね
押忍
愛とは相手の生命力を最大限に伸ばしてあげることなのかもしれない
そして
そのベースにあるのは
相手を心から信頼することだ
今朝、起きたらこんなお手紙が寄せられていた
海外在住の美しい方。ご家族の都合で数週間緊急に一人で帰国することになった
その際に後ろ髪を引かれるのは置いて帰ると決めた小学生の息子のこと
学期期間中に休ませるのも不憫だし、
そもそも帰国しても用事を済ませたりする必要はあり彼を構ってあげられないからだ
だったら普段通り学校に通い生活を継続した方がずっといい
彼女がとても悩んだ背景には
その子はちょっとした健康問題があり、
少し大人が目と手をかけて食事など気を配ってあげる必要があるということ
普段は母親である彼女がきちんと目をかけてあげている
それでも決断出来たのは
その子がもうしっかりと自分のことを理解して自分の面倒をある程度は見れると信じられことに加え
夫をきちんと信用して彼に任せて大丈夫との判断を下したからだ
決断した後に実家の母から
息子を放置するなんて絶対ダメだ 一緒に連れてこい、何かあったらどうするんだと言われた
そう言われると…
決めてた心もグラグラし涙もボロボロでて泣けて泣けて涙腺大崩壊
それでも深呼吸して下した結論は
息子は絶対に大丈夫
わたしは心から彼の生命力を信じてる
なんなら側についてる夫も大丈夫
きちんとやってくれる筈
それを実母にきちんと泣きながら大宣言し
電話を切った後はめちゃくちゃ勇敢な気持ちになったという
わたしはこのお話しを読んで
彼女は実の息子に一生物の(信頼)というお宝を分け与えたんだなあ…
とめちゃくちゃ胸が熱くなった
ついでにこの場面で120%信頼してもらった夫君も一気にパワーアップするに違いない
こんなオンナがそばにいたら彼らの生命力がバカ上がりするのは当たり前
息子さん絶対いい男に育つよ
愛の一つの形は
相手の生命力を最大限に伸ばしてあげること
そのベースにあるのは相手を心から信頼してあげるパワー
こんなパワーを相手にどんどん与えてあげれるオンナ
こういうオンナはめちゃカッコよくないですか
なんだかアタシまで生きるエネルギーが湧いてきたわん
オンナのパワーを舐めんなよ
美しいYさま お手紙ありがとう
白鳥の湖付きのローズさま テンション爆上がり
優しいあの子を彷彿させる別嬪さんのこの子達
大事にするねありがとう
幸
始めまして 喜花(キカ)です 南ロンドンで鍼灸、漢方、カウンセリング専門のクリニックを経営しています。愛する東洋哲学、東洋的な身体、精神との付き合い方、イギリスで長く生活するコツなどを綴ってます