絶望から開いていく未来
絶望しないと絶対に前に進めない
『ずっとお喋りしたいなと思った彼女』わたしは行き当たりばったりの人だけど夫はちゃんとリサーチして美味しいものを探すタイプ。こういう人と旅すると本当に美味しいものしか当たらないのである意味とてもラ…
こちらの記事にこう書いたら山ほど色々な(絶望)シェアを頂いた。
でもね、本当に(絶望)を何度も乗り越え、立ち上がる事でわたし達は強くなる
絶望することで自分の中で眠っていた本能が目覚めていくんだよ!
自分の根本のパワーを舐めんなよ!
そういう話ですねん
今日ねめちゃくちゃ力が湧く出来事があったの
次女のキキと一緒に出かけたのは
ロンドン VA美術館
現在、こちらでシャネル展やってます!
次女は自分のお洋服も作るし買ったお洋服もシルエットを作り替える気質の子
わたしは彼女のお付き合い
そんなつもりで居たのだけれど
(ある部分)で全身に鳥肌が立ち
胸が苦しくなり
全身の
血が逆流するかと思った!!
それはね...
ココシャネル
一旦、50代半ばでファッション業界を引退してるの
そんな彼女が
パリで再び現役復帰したのは
70歳の時!
なぜって?
クリスチャンデイオールとの夕食の席で
彼が
所詮、
女には偉大なオートクチュールは作れない....
そう言ったから
そう彼女は公言しています
ここからはわたしの想像ですが....
まさか
(女性だから無理!)
って
性別でデイスられた
という事実に
心底絶望したんだと思う
逆に...
オンナの能力をバカにする男にオンナのドレスは任せられない!!
そういう底力がムクムク湧き上がって来たんじゃないかな?
彼女の50代半ばでファッション業界を離れ復帰するまでの間の15年はとてもグレー
第二次世界大戦中にドイツ側についていたという憶測があり、1944にはすぐに釈放されるものの逮捕されている
多分、こういう事もあったからパリに居づらく少し身を隠していたのかしらん....
しかし、こんな状況から
70歳で復活するというバイタリティ!
めちゃくちゃ凄くないですか??
ちなみに今、(シャネル)と言ってパッとイメージする皮のキルティングのバッグ(マトラッセ)やシャネルのツイードジャケットやスーツ
これは彼女が70代で復活してから一世風靡したもの
逆に、彼女が復活せずに...
身を隠したまま引退していたら
きっと(シャネル)は全然違う形で語り継がれた
ここまでの伝説にはなってなかったんじゃないかな!
70歳でケロッと復活出来るところに物凄くインスパイアされたわ
そして彼女の年代ごとの作品を見ててやはり70代以降のものにパワーがある
人間は年齢が上がると感性が鈍る
こんな常識をあっさり覆すのがめちゃくちゃカッコよくないっすか?
泣きそうになったわ
ちなみに来年の2月分まで一般販売のないこの展示会に次女を招待してくれたのは
わたしのバレエ友のEちゃん
(本職は美術史専門なの) 嬉しいな
キキに(見たい展覧会があったらお姉さんが何とかしてあげる!だからいつでも遠慮しないで)そう言ってくれた優しい女性
『愛の物語お裾分け』愛情ってすごく不思議で時差があったり、他人という媒体を通じて届けられるすっごく時が経ってからあゝ自分はこんなにも愛されていた気づく瞬間あなたにもあるでしょう?…