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OET合格戦略

OET受験者 御机下

平素より大変お世話になっております。
この度はにっくきOET対策のご紹介をさせていただきたく存じます。
自分もそれなりに苦労を要したため、その経験を活かして既存のどのOET対策よりも各技能ごとの対策、時間配分、目標点数など具体的に分かりやすく記載致しますのでご参考いただければ幸いです。
大まかに試験に必要な情報は無料公開しております。
有料部分は私が2回受験した経験やブログ、問題集、講義、などを参考に作り上げたあんちょこ、そして仕事の休みのない私にとってなんとしてでも合格したいという執念のもと考え出した徹底的な試験用練習方法を記載しております。ここでは英語力全般というよりはいかにしてOETを倒すかという観点で私が行った具体的な勉強方法の手順を書いてますので参考にしていただけたらと存じます。かなり力を入れてますのでもし興味あれば投げ銭感覚で購入していただけると幸いです。

今後ともよろしく御願い致します。
Kik拝

さて本題ですが以下のような構成になっておりますので一読いただけると何をどれくらい対策すれば良いかわかるかなと思います。

  1. 必要な英語力

  2. OET試験概要

  3. 対策教材とその評価

  4. 本番の難易度

  5. 具体的対策案とオリジナルあんちょこ


1.必要な英語力


まずこれを語るためには別ノートにも記載しておりますが、以下に対策前の英語力を記載しました。
私の場合純ジャパではありますが学生中にかなりの時間英語の勉強に力を入れておりました。

TOEIC920(大学3年生)
英検一級(大学4年生)
TOEFL98(R26 L28 W20 S24)(大学4年生)
USMLE STEP1 CK(米国医師国家試験) pass(大学6年生)

そして2ヶ月程度毎日勉強して2022年3月に受験した時の点数が左(W不合格)
2ヶ月程度再度勉強して2022年9月に受験した時の点数が右(合格)

どちらもComputerでの受験で1度目は御茶ノ水 2回目は中津
2回とも自分はcomputer basedなので紙の試験のことは知りません。
ただ自分の経験や他の方の記事などを参考にするによっぽどタイピング苦手でない限りはComputerの方が良いかと思います。

よくTOEFLで80点と言われますが確かに感覚としてはTOEFL80であれば1-3ヶ月あれば合格を狙えるというのは確かな気がします。
実際問題TOEFLでいうとR Lは22程度は取れる実力がないと厳しいのは事実ですが、W Sに関してはOETと互換性があまりなくOETは正直小手先の対策でも十分合格点が取れますのでTOEFLのR Lで45点近く取れていれば合計点が80点なくてもOET対策に移って問題ないかと思います。

2.OET試験概要


さてまずはざっと4技能の概要と感想を記載しました。
L,Rに関してはとにかく30/42取れば合格です。

Listening
多くの純ジャパにとってはリスニングが鬼門です
ただしみんながネットで言うほどなまりがどうとかはまったく僕は気になりませんでした。なまりとか気にしてる人は普通にリスニング苦手な人のきがしますのであえてなまりの聞くトレーニングとかは必要ない気はしてます。
PartA:患者と医師の問診をリスニングをしながら12問穴埋めx2(合計24問) PartB:短い医療会話を聞いて1問ずつ選択肢を選ぶx 6 (合計6問) 
PartC:1人or 2人のスピーカーが5分程度話し続けるのを聴きながら6問の問題文を読み選択肢を選ぶx2(合計12問)です。

それなりに全て難しいですがABCでそれぞれ難しさの種類が違います。
ぶっちゃけPartAが合否を分けます。聞いたことをそのまま書き写すといういわゆるディクテーション能力を求めらます。 
PartBは何となくやってれば4/6 くらいになります。(一言聞き逃すと解けない時とかあってぼーとしてやられたりする)何となくこの点数にならん人は英語力不足なので、このレベルの長さの会話を何度も聞いて意味を追えるようにする必要があります。
PartCはインタビューだったり医療講演みたいな雰囲気です。選択肢の作り方に悪意あって必ず1.2問ずつは間違えるくらいの感覚でいれば良いでしょう。一番純粋な英語力が求められます。

現実的な理想の点数配分はA 20/24  B 4/6  C 7/12ってとこでしょう 

Reading
USMLEを受けている人ならば比較的に合格点まで達するって色んなところに書いてありますが確かにそうですが意外とむずいです!! 合格点こそ2回とも取れてますが2回とも1番不安な科目でした。

PartA:15分の間に4枚の説明書(薬や疾患など)を読みながらどこにどの情報が書いているか選んだり、書き込んだりする(20問) 
PartB:短文を読み選択肢から選ぶ(6 問) 
Part C:長文1つにつき8問x2の精読問題(16問)

こちらもPartAが最も合否に影響します。スキミング能力を測られますがここで8割取れれば割と勝ちゲー。泥沼ハマるとthe endって感じです。PartBも簡単とは言われてるもののやや選択肢が難しく、日本語訳しても間違うこともあるので、時間気にしすぎたり固執しすぎるとやられます。C はリスニング同様難しく全て日本語訳したとしても巧妙な選択肢で数問は間違えます。特に自分はこのパートがセンター試験の国語みたいでどれだけちゃんと読んでも納得いかない問題多くいつも不安でした。

現実的な理想の点数配分はA 16/20  B 4/6  C 10/16ってとこでしょう

Writing
5 分カルテ情報を読み40 分で180-200word 程度の 紹介状を記載します。
簡単って聞いてたからそんなに対策せず行ったら1回目Wのみ落ちましたw
しかしながら2022年4月以降からはwは300点で合格なのでおそらくっぽどヘマしなければ大丈夫かと思います。

Speaking
一番楽勝な教科だと思います。
5 分のシナリオ x2セクションです。Computerの場合はZoomで行います。
Sだけ別枠で受験日決めなければならずLRWとは別日に受験になる可能性も高いので気をつけましょう。
受験環境めんどくさいので僕は2回ともアパホテルで受験しました
試験内容ですが医師役のシナリオが書かれたカードを共有され、記載されているタスクをこなします。だいたい試験官はやる気ない感じでそこそこ早口な印象だがカードに書いてること以外のトリッキーなことはしてこないのでそんなに気は張らなくてよいです。採点者は面接官ではなく ボイスレコーダーで録音したデータを本部に送られ誰か知らない人に採点されるので、笑顔とかは必要ありません。淡々と共感しながら話まくれば大丈夫です。文法ミスや発音もそこまで厳密に気にしなくて良いと思います。

3.対策教材とその評価

OET online

こいつが王道です。一番最初にやるべき。問題の質講師の質も高い。解説も十分で復習も抜群にしやすい。
最低限これだけで英語力十分なら合格できると思います。これのultimate course購入してまずは4技能バランスよくシコシコと解いていってください。
LのPartAは本番よりは難しいので気にせず解いてください。多分最初は12/24とかしかとれなくて絶望すると思いますが後に攻略法記載してますので。
Rは本番と同じくらいのレベル。とりあえず解いていやらしさを知る。
Wは映像授業は必須で全て見て各授業の最後にまとめみたいの出るのでそれをスクショしてEvernoteとかに貼り付けて全て暗記してからが戦いです。それができてからor同時並行で12回分の添削をどんどん出していってください。ただし添削してくれる先生は複数人いて同じ書き方でもダメ出しされることもあるため、結局よくわからんまま突入してしまい1回目の試験は failでした。
Sは映像は雰囲気掴むために2.3個見るくらいでいい気がします。
対策方法は僕のまとめを見てオンライン英会話で練習するだけで良い気はします。そんでultimate courseなら合計3回分マンツーマン試験受けれるので直前2週間くらいで受けるのが良いと思います。
ちなみに余談ではありますが人気Youtuber AtsueigoのAtsuさんがオーストラリアだったからかわかりませんが、映像授業でやたらDistinctionの単語出てきますし、実際試験にもそこそこ出てきます。私は4冊全てある程度暗記して挑んだので何となく親近感湧いてました。

E2 English

上記と並んでメインでやるならこいつっぽいですが申し訳ないのですが私はこれは購入しなかったので割愛させていただきます。

Benchmark

癖のある無機質な問題集でRLの問題演習用にやるとよいです。各20回分ある。問題の質は悪くないがRL共に問題文、本文が長いので非常にトレーニングになります。ただし解説、スクリプトなくコピペができないので復習はややしづらいです。
そこで僕が使った裏技は下記のアプリ使ってスクショするとかなり正確に文字起こしできるのでそれをdeep Lとかに入れてわからなかった文章は復習してました。

Lに関してもスクリプトないのですがotterという素晴らしいアプリがあります。わからないところはPCで音声出してiphoneのアプリ起動させると全てスクリプトにしてくれます。

Sに関しては一回だけ模擬試験見たいのうけました。安いので一回雰囲気掴むとか直前に英語慣れするって意味では悪くはないですが、試験官はインドなまり強いし、フィードバックもあまり意味のなさないものなのでおすすめはしません。

Swoosh

あまり質の高いものではありませんが比較的安く4技能の問題は解けます。なんだか復習もしづらいですし、Wの添削が良いと聞いてやりましたが解説も微妙でやる必要ないかなと思いました。どうしてもRLの演習増やしたい人だけやれば良いと思います。

SOLO English

TwitterやOETと検索したらネットでもよく目にするルークさんの会社です。
僕は一度Wだけ落ちて、2回目落ちるのはごめんだったのでWのみ受講しました。結果的には感動するレベルでよかったです。週2回Wの添削送れて外国人の講師の方がだいたい24h以内に結果返してくれるのですが、解説も超絶丁寧ですし疑問点などもSlackというアプリ通してコメントするとすぐに解説してくれます。値段が高いので最初から受講の必要はありませんが、一度落ちた方などにはLast resortとして強くお勧めできます。
ちなみに私は8週間程度wだけの受講でしたがオリジナルのGoogle spreadsheetのリンクもらえて4技能の問題を大量にもらえたので2回目受験の前には全てやりました。これらはOETから卸売みたいにしてSOLOさんが購入してるものらしく何題かは上述した問題集のものと重複もしてます。問題の質はそんなによくないですが難し目に作られてて高地トレーニングとしては非常によいです

公式Sample問題

公式ホームページから溶ける問題で本番に一番近い気がします。すでに上述の問題集やった後だと意外と簡単だって感じてると思いますが本番はこんなもんです。ただし簡単だと感じるからと言って合格点確実に取るのが難しいのには変わりありませんので。
私はこの問題集を1週間前あたりに模試として解いて本番を迎えました。
Wこそ落ちましたが、おおよそこのテストの自己採点と同じくらいの点数でした。

4.本番の難易度

私自身2回受験して感じた難易度を技能ごとに列挙しました。
L
PartAはSample問題程度。おそらく問題集ほどの難易度にはならないと思ってます。それでも本番で確実に20/24取り切るにはそれなりに対策が必要です。
PartBはOET online とかSample問題程度です。難しくはないですがPartA終わってほっとしてるとやられるので集中して一字一句聞き取ることだけに全集中。 Bまでで集中してしっかり取れればほぼ勝ちゲーです。
PartCは問題集も本番も長いし設問も難しいです。問題集の設問とかが嫌がらせすぎて解いている時には全問ミスってるんじゃないかみたいな疑心暗鬼になる程ですが、淡々といつものリスニングみたいに思った答え選んでおけば各設問2-3ミスでは抑えられます。

R
PartAは私は2回ともOET online程度の難易度で8割は取れたと確信できる難易度でしたが、twitter情報ではありますが、非常に難しく全然解答を見つけれなかったという声も聞きました。
PartBは難易度は問題集程度でどれも変わりませんが、個人的にはメールなどの行政的な文章が苦手で時間配分も難しく本番はかなり緊張しました。
PartCはL同様本番も問題集も同様に難しいです。得に2回目の受験時は哲学的な内容で全くできた気がしませんでした。
個人的には対策をしっかりやればLは振れ幅出ませんが、Rに関しては時間配分のミスという悪魔が潜んでるので失態する可能性が高く非常にストレスでした。
PartB PartCで45分という時間で決まってます。私はPartB各2分×6=12分かけてました。つまりPartCに入る段階で33分残っていれば十分かと思います

W
1回目の受験時には落ちた科目です。特段OET onlineと比べて難しいとかはありませんでしたが、書くべきポイントの定石を知らなかったため落ちたと思われます。ルークさんのSolo受講してからは徹底的に同じ先生から必要なパターンを教えていただけて勝利に結びつきました。

S
OET onlineとかSampleカードについてるものと同じようなものです。採点も厳しくないので、ミスを恐れずにゆっくり大きな声で自信を持って話すでいいと思います。

5.具体的対策案とオリジナルあんちょこ

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