1年間で4回自転車がパンクした話


2019年くらいの話や

ある日、ハプバーで勤務した帰り道に自転車に乗るとパンクしていた。
しかも故意にパンクさせられたやつや

「最悪や…家まで押して帰らなあかんやんけ…明日はよ起きて自転車屋行かなあかんな」
と思いつつ帰路についた。
家が近くて良かった。

次の日、昼職もあるので自転車屋のオープン時間に合わせて行って間に合う時間だった為
早く起きて10:30の自転車屋のオープン時間ビタに行った

すると店員のアジア人の外国人が
「アー、コレハ、パンク。ココ、ヤブレテルネ。チューブマデイッテル。タイヤコウカンシタホウガイイ。ドウスル?」
と問いかけてきた

問われてもそんなん交換するしかないやんけと思いながらタイヤの交換をお願いした。

タイヤを交換してもらって昼職へ向かい、いつも通りの仕事をこなし、また夜には掛け持ちのハプバーだった。

仕事と仕事の合間に少し時間があったので軽く夕食を済ませ勤務してるハプバーに向かった。

東心斎橋に入り勤務先に向かっている道中

パンッッッッ

嫌な予感がした。
が、思い過ごしかと思いつつチャリを漕いでいたら
空気が抜けていく感覚がある…
そう、ワイの自転車がまたパンクしたんや

「え、タイヤ交換してまだ12時間も経ってないて」

最悪な事にその日も自転車を押して家まで帰る羽目になった。

次の日、また早く起きて10:30に自転車屋に向かうと奴はいた。同じ店員だ

「あの、すみません。パンクしたんですけど。」

「アレ?キノウモキタ?」

「昨日も来ました。あの後何か踏んだみたいで。」

「ア〜、コレ、ココ、ガラスササッテルヨ、ミテ」

「刺さってるな〜〜ガラス踏んだんか」

「サイナンダネ、マカセテ」

災難って言葉知ってるんやと思いつつ
修理する様子を眺め、超特急で修理を済ませてくれたアイツに感謝をしながらその日も昼の仕事に向かった。


その数ヶ月後、マンションの駐輪場から自転車を出すと自転車の空気が抜けていた。
栓が空いていたのか?と思い自転車屋に空気を入れにいくと全然空気が入らない
「ヒサシブリ、ソレ、パンクジャナイ?」
またヤツが居た。
実際にまたパンクしていた
「じゃあまた修理お願いします」
修理を頼み、またヤツの修理を眺めていた。
すると、「コレ、ヤラレテルネ。ヤラレタネ」
と言ってきた。

オートロックのマンションで駐輪場もオートロックの中にあるのにそんなことあるんか…
対策の仕様がない…と諦めていた

今回も故意に穴を開けられたので案の定チューブまで穴が達していた。

「コレハ、タイヤゴトコウカンシタホウガイイ」

「そうやな、じゃあお願いします」

またヤツに自転車を直してもらい
その日も仕事へ行った


そして、数週間後
またパンクした。
なんでこんなにパンクするねんッッッッッ!と苛立ちつつ
自転車屋にチャリを持っていくとヤツも居た

「ヒサシブリネ〜、マタパンク?コンナニ、パンクスルヒトハジメテ。サイナン。ダイジョウブ、スグ、シュウリスルカラネ。」

ワイは一体コイツに何回助けられるんや

「ベル、コワレテル。ドウスル?アタラシイノツケル?」

ヤツに言われて気づいた、そう言えばベルも壊れてるんやった
でもベルを使うことないし金欠だったのでベルは外すだけで対応してもらった。

「ハズスダケ?」

「外すだけで、また今度にします」

「オッケーマカセテ。デモ、スゴクサイナン」

めちゃくちゃ災難って言葉使うやんけコイツ…
と思いながら作業をしてもらい
見送る際にヤツは「キヲツケテネ」と言ってきた

こんなに修理してもらったのに気遣いの言葉をかけられたのは初めてだった

そして、それ以来パンクはしないのであった。

半年後に自転車の空気を入れに行くともうヤツは居なかった




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