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「平成編 逢う日遥けし」の読みどころ

シリーズ12巻「平成編 逢う日遥けし」が、2月22日に発売になります!
今回も読みどころをまとめました。

平成編はこれまでの集大成の物語。
数々の登場人物と伏線回収が出てきて、盛りだくさんです!

発売を楽しみにお待ちいただければ幸いです。


読みどころ①
187歳の高校生が青春を満喫します!

これまでの余談でも描かれていますが、平成編の舞台はかつてのいつきひめの社あとに建つ葛野高校。甚夜も高校生として通います。
みやかや薫をはじめとした同級生と共に過ごす高校生活は、青春そのもの! 家庭科室で磯辺餅を焼いたり、夕暮れの屋上で待ち合わせたりなんかも…⁉


読みどころ②
都市伝説の怪異が続々登場!

平成編の甚夜が相手取るのは、人々に広まった都市伝説によって生み出された怪異。口裂け女や赤マント、ひきこさん……と、新旧織り交ぜた都市伝説で語られる怪異が出てきます。
そして、その怪異たちを操る元凶とは…⁉


読みどころ③
学校内のいじめを扱った話も

学校生活ということもあって、いじめを扱った話も出てきます。
いじめが原因で不登校になった女の子の話なんですが、ジュブナイル小説っぽい読み味と結末が素晴らしい!
コミックス版ではちらっと登場した女の子の話なんですが、担当編集は改めて読んでみて好きになった短編です。


読みどころ④
妖刀・夜刀守兼臣の秘密がすべて明らかになります

これまで断片的に少しずつ語られてきた妖刀・夜刀守兼臣についてですが、生まれたいきさつがすべて明らかになります。
そして、4本目の夜刀守兼臣も登場!
ちなみに物語内では直接語られませんが、今回の物語を読むと、2巻収録の短編「九段坂のろい宵」で登場した謎の女「名無し」の正体も明らかになるはずです。


読みどころ⑤
時を越えて受け継がれた想いに涙

平成編の魅力は、なんといっても時代を超えて受け継がれてきたモノや想いの数々が明らかになることです。
今回の巻では、夜刀守兼臣といつきひめ、それぞれに込められた想いが明らかになります。
ジーンとくると共に、さわやかな読後感が素晴らしい一冊になっています!


書籍版の書き下ろしパートは、今回もありません。
ただ、本編を補完する意味合いで、藤堂夏樹(芳彦・希美子夫妻のひ孫)が主人公の書き下ろし短編があるので、時期を見て公表する予定です。
お楽しみに!

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