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「平成編 泥中之蓮」の読みどころ

いよいよシリーズ最終巻「平成編 泥中之蓮」が、今週発売になります!
直前になっていまいましたが、今回も読みどころをまとめました。

これから読む方は、内容を想像してお楽しみいただければ幸いです。
最終巻はマガツメとの決着の物語になりますが、最後まで気の抜けない伏線だらけになってます!

読みどころ①
剣に至るために“あの男”が動きます!

キャラ人気も高いコンビニ店長こと岡田貴一が、最終巻になって自身の想いに突き動かされて動きます。
歳月の果てに濁り始めた貴一は、今一度剣の意味を問う。結果、彼が出した結論は…⁉


読みどころ②
マガツメの能力の秘密が明かされます!

最終巻は、ほぼ全編マガツメとなった鈴音との戦い。
戦いの中で、明治編で垣間見た蟲のような容姿と、謎の回復力を支えるマガツメの能力の秘密が明らかになります。
鬼の異能は、心からそれを望み、なおも理想に今一歩届かない願いの成就。では、鈴音の願いとは……⁉


読みどころ③
十代目秋津染吾郎は過去の染吾郎と…⁉

十代目秋津染吾郎は、三代目と同じように甚夜と肩を並べてマガツメたちと戦います。
その戦いの最中、とんでもない形で過去の染吾郎と邂逅を果たすことになります。


読みどころ④
謎の書物『大和流魂記』の秘密が明らかに!

最終巻にして、葛野編の最後にも登場した謎の書物『大和流魂記』の秘密が明らかになります。
書物に対する愛にあふれた伏線は、素晴らしいのひと言!


読みどころ⑤
余談で戦時中の甚夜の様子が描かれます

シリーズ本編終了後には、余談「潮騒の景色」が付されています。
すべてが終わった後の話ですが、この余談の中で第二次世界大戦中の甚夜たちの様子が少しだけ描かれます。
本編とは少し趣の違った短編ですが、甘くてせつなさのある読み味で魅力あふれる話になっています。


読みどころ⑥
読み終わったら、きっと「人生」が愛おしくなる!

本編の終章「ももとせの命ねがはじ」では、坂口安吾の『堕落論』の一説をモチーフにシリーズが締めくくられます。
鬼人幻燈抄らしい胸を掴まれるような読後感は、筆舌に尽くしがたい!
人間であることの儚さ、強さ、素晴らしさが詰まってます。
担当編集は読み終わって、なんというか「人生」というものが愛おしくなりました。


書籍版の書き下ろしパートは今回もありませんが、シリーズの応援書店限定で書き下ろしSSを配布予定です。
特典の配布書店リストは、発売日に追って記事の形にするのでお待ちください。

また、発売後にはプレゼント企画も絡めた投票企画を行う予定です。
こちらも、ぜひお楽しみに!

まずは、甚夜の長い旅の終着点を見届けてください!!

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