武士の娘

今回読んだ作品は武士の娘という作品です。
この本は明治初期に旧長岡藩の家老だった武士の家に生まれた女性が書いた本で、著者自身の生涯のお話をアメリカで書籍化してそれを日本語訳したものです。

この本の著者は結婚によりアメリカに渡るのですが、武士の家に生まれた女性として幼い頃より厳しく教え込まれた礼儀作法を忘れることなく、かつ、アメリカのいいところも取り入れた生活を送っている様子が描かれている本です。
著者は明治初期に生まれているので武士の時代の終わりから現代社会への転換期のお話ですが、教科書では知りえないような当時の生活の様子であったり当時の日本とアメリカの価値観の違いだったりがわかりやすく説明されてあるので非常に面白く読めました。
なかでも3月にひな人形を飾る理由であったり日本人でも知っているようで実は知らなかったりすることなども本に書いてあるので古い日本を知るという意味でもすごい良い本だと思います。

興味のある方は是非読んでみてください。

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