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父と野球とキャッチボール⚾️

私には夢がある。
父親として子どもとキャッチボールすること

I have a dream!と繰り返すような壮大な夢ではない。いつかできたらいいなというくらいのささやかな夢である。

いつの時代のドラマだよ!と突っ込まれそうだが、
思春期で拗ねた子どもを
夕陽が沈む河原に誘い
キャッチボールで心を解きほぐす
憧れの父親像である。

ふと考えてみた。父とキャッチボールをしたことはあっただろうか。
間違いなくあった。そうでなければ1度も野球チームには行ったことのない私がちゃんとしたグローブを持っているはずがない。
そもそもそのグローブも楽天イーグルスのファンクラブ特典でもらったグローブの網を破壊し(どれだけ使ったんだ笑)、父が「ちゃんとしたものを買ってやる」と買ってくれたものであった。

夜のテレビは巨人戦、バッティングセンターに2人で行ったことは何度もあるし、町内会のソフトボール大会に出場した父の姿も記憶にある。年に1度の東京旅行のメインはディズニーランドから東京ドームへと変わった。
間違いなく我が家では、野球、キャッチボールが身近であった。

しかし、である。
父と話しをながらキャッチボールをしたことは記憶にない。

私の父はアクティブな人である。
外で活動するのが好きで夏は自転車にカヌー、冬はスノーボードなど基本的に土日は遊びに行っている。また体操教室でコーチも務めており練習だ試合だと忙しい。のんびりキャッチボールをした記憶はあまりない。
晴れた休みの日に自転車の整備をするついでにキャッチボールをした記憶がある。近くの公園でしたような気もする。キャッチボールをしたことはある。

だがしかし、ちゃんとやるのである。
投げ方はこうしたほうが良い、相手の胸に向かって投げるなどキャッチボールのコツをたくさん教えてくれた。
もしくは他愛もない話をしすぎて覚えていないのかもしれないが、とにかくキャッチボールをしながら悩みを相談したことはない。といってもそんな経験をしたことがある人の方が珍しいとおもう(笑)。

いずれにせよ子どもには野球を好きな子に育って欲しい。
推し球団があってご飯を食べながら野球を見てキャッチボールで対話する。
できればそこには家族全員が参加していて欲しい。
そんな私の些細な、ちょっと欲張りな夢なのだ。

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