イタリアの旅の記録 2

ミラノに着いた。
実はものすごく楽しみにしていたミラノ中央駅。
というのも、建築家フランク・ロイド・ライトさんに「世界で最も美しい駅」と言わしめる名建築。
列車を降りると、まず天井を仰ぎ見る。
このプラットフォームは、なんと全長341m、66,000㎡もの鉄とガラスのトレイン・シェッドで覆われているそうで、
どこまでも続くトレイン・シェッド。すでに感涙。
ここは駅なのかな。いや、もはや駅丸ごとが美術館だな。
視界に入るものがどこを切り取ってもかっこいい。
圧倒され、心が震える、そんな駅。
エスカレーターがところどころあるけど、
それが無かったら完全に時代感覚が飛ぶ。時空飛んじゃう系の駅だった。
こういう建造物がちゃんと残っているのって本当に素晴らしいなあ。
駅舎の広告までもが洗練されていて(いるように見えて)、
なんだか思いがけないアート体験も。
とにかく広く、写真撮りまくっていたら、置いていかれそうになっていたり。
住んでたら用がなくても来たくなるなあ、これは。

朝食を食べ損ねていたので、ブランチタイム。
昨年新しくオープンしたというフードコート「メルカート チェントラーレ」へ。
結論から言うと、ずっとここで良いんじゃない?っていう満足度だった。
集まっているお店も選りすぐりみたいで、
ぼくらはカットピザを。これが、悶絶もの。生地がフォカッチャ?のような感じで、ふっくら、もっちり、カリッと。泣ける。
ハムやトマトソース、チーズといった食材そのもののおいしさに目を見開き(この感動はこの後、何度も登場します。イタリアすごい)、
ガブリと頬張れば、これはピザを超えて幸せの塊なんだと思ったり。
クリームたっぷりのドーナツは我が子を無我夢中にさせる破壊力で、その後、道中、ずっと「あそこのドーナツ美味しかったねー!」と思い出すほど。
列車の時間ギリギリだったけど、スイーツまで食べ、コンプリート。
あ、パスタは見つけきれなかったのでここではお預け。

うん、ミラノ中央駅、住めるわ。

続く。

#ヤマダのイタリア麺紀行

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