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年明けからフランスで3回目の引越し

12月ギリギリで見つけたシェアハウス。

たった歩いて5分のところに引っ越すのだが、

仕事のない日を選んだら、1月1日しかなく、

そんな日に誰かに手伝ってもらうのも悪いと思い、

1人で地道に荷物を運び出した。

もちろん、引越し先の人たちもみんないない。

近くの地元に帰省中だ。

今まで住んでた家にももちろん誰もいない。

正しく、正月1人での引越しだ。

少しずつ手荷物を運び出し、往復5、6回したところで終わった。

その引越しの様子を、カフェのテラスでお茶しているご近所さんたちがずっと見ていた!

何してるんだろう?

って目で見られてる。。笑

時々笑顔で微笑みかけられる。

フランスに来る前の私なら、恥ずかしくてそんな引越し1人でできなかったが、

この当時の私は、そんなことみじんも考えなかった。

たくましい。。笑

そう、そんな引越ししてる人、意外にフランスにはたくさんいるからだ。

以前、電車の中で、テーブルそのまま抱えてる人とか見たし、

それ以上に大きいもの重いものも持ち歩いてる人山ほど見た。

ただ、1月1日にそんな引越しするのは、そうそういなかったのは確かだ。笑

そうして、引越しの荷物を移動させると、

一応、狭いワンルームの掃除を簡単にした。

取り壊しされるのだが、いちおうお礼の意味も込めて。

大家さんにはお世話になったし、

最後に会えない代わりの気持ちとして感謝を表したかった。

掃除が終わって、新しい家に身を移し、

今度は新居の掃除を簡単にした。

そして、なくてはならないwifiのチェック。

そういえば、聞いたっけ?

メールのやりとりや鍵の受け渡しの際に聞いていたはず。

でも、見つからない。

正月から、家族とも連絡取れないなんて。。

悲しすぎる〜。

ていうか、誰とも連絡取れないなんて。。

いつも行く、wifiが繋がる場所へ手当たり次第あたった。

が、山を下りた街中どこもお店は空いておらず、

ショッピングモールのwifiも使えない。。

こうなったらマクドしかない。

と、マクドを見つけた。

家族との時差も考えつつ、夕方まで粘る。

電車やバスが何時まであるのか分からず、

泣く泣く夕方早くに帰宅した。

夕食はどうする?

まあ、さっきのマクドでいいか。

明日も早朝から仕事だし、

日本の正月とは違うんだな、っていうことがわかった。

そう、年末年始は、クリスマスは25日を挟み休暇になるフランス。

パティスリーは、25日以外はずっと開いている。

31日まで普通に仕事をして、1月1日だけお休み。

1月2日から普通にお仕事。

これは、普通の企業もそうらしい。

なんか、日本にいる時より働いてる気がする私。。

1月2日からの1ヶ月は、また更に忙しいパティスリー業界。

「galette des rois (ガレット・デ・ロワ)」と呼ばれる新年の縁起の良いお菓子を焼き続けるからだ。

フェーブと呼ばれる、陶器の小さなマスコットをそのガレットの中に入れて焼く。

さあ、1月2日からの新年、また何かが起こりそうな予感。

あと残りわずかのフランスパティスリー勤務。

フランス人と働くって、なんとも楽しい。

仕事自体は大変なんだけど、

同僚がフランス人だからやっていけてる。

これ、日本のパティスリーだったら絶対私、ムリ。。

「C’est pas grave (まあ、気にしないで、大したことじゃないから)」て、必ず言ってくれる。

この言葉に、どれだけ癒しを感じたか。。

残りの滞在中も、きっと彼らに助けられるに違いない。。






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