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マダムが紹介してくれたフランス人男性とのその後

70代のマダムとのひょんなディナーで紹介してもらった息子さん。

彼は、私と歳も近いであろう40代くらい。(はっきり歳は聞いていないが。。)

ある日のメールで、彼は自分の写真を送ってきました。

やはり40代っぽい顔立ちで(フランス人は、年のわりに老けているので、もしかしたらもっと若いかも。。笑)、

船を操縦している、きっととっておきの1枚。笑

彼は、何度かメールのやり取りをしてても、

私に英語で返信してきました。

私の中では、早くフランス語を上達したい気持ちでメールを送っているのに、

一向に理解してくれないのが、とりあえず恋人候補から消えた理由かな。。

メールの中でも、一方的に自分の欲求を押し付けてくるんです。

例えば、休日に彼の住むマルセイユに遊びにおいでよ〜。

とか。

その前に私は、ちゃんとフランス語で会話したいにもかかわらず。

なので、私のメールを送る頻度も、

1日おきから、1週間に1回になり、

その後は2週間に1回くらいになっていきました。

いつものように、彼はメールで、

「今週末マルセイユに遊びにおいでよ〜」

といってきました。

私は、いつもはなんとか言い訳を考えていたんですけど、

ちょうどクラスの女の子の友人と予定が入っていたので、

「友人と会う予定があるからごめんなさい」

と返信しました。

その後彼から、なぜか連絡が途絶えたんです。

まあ、いいや。英語で会話するのも大変だし、タメにならないし。

と思っていたある日。。。

やり取りが始まって1ヶ月半くらい経った頃、

ディナーしている私のそばに座るマダム。

今日も早めのディナーを口実に、私の現状を探ろうというコンタンだな?

と、すぐに察しました。

「最近、学校はどう?友達もできたかしら?」

「あっ、そういえば、うちの息子とは連絡とってるの?」

そういうので、正直に、頻繁ではないけど、連絡は取り合ってる。

と伝えたんです。

すると、マダムはすぐさま電話を取り出しました。

またか〜。と思ったけれども、

電話好きなフランス人を止めることはできず、

彼に電話し始めました。

フランス滞在2、3ヶ月ともなると、

なんとなく話の内容が理解できるようになった頃で、

なんだか怪しい雰囲気っていうのがヒシヒシと伝わってきました。

急に、マダムの顔がこわばって、電話を中断したんです。

そして次の瞬間、

「あなた、彼氏いるの?いないって言ったじゃない!だから紹介してあげたのに!」

って。

なにそれ? いつ私に彼氏できたんだ?私もびっくりだよ!笑

事情を聞いてみると、どうやら、私のフランス語がまだまだだったのか、

フランス語を使う人によってニュアンスが変わるのか。

友人のことを、彼氏だと勘違いしたらしいんです。

私が使ったフランス語の「友人」は、mon ami

mon は、フランス語で、私(男性名詞の時に使う)という意味。

ami は、友達という意味で、女性の友達の場合は、最後にeがつく。

私は、e をつけ忘れ、男性の友達。

で、送っていたんです。

しかも、フランス人によっては、mon って付けることで、

ただの友達ではなく、

「私の」と強調することで、「恋人」を意味して使う人もいるとか。

単なる女友達との休日を、

恋人との休日に誤解されていたとは知らず。。。

マダムに私のフランス語のレベルを弁解しても、

彼に電話でそのことを伝えても聞き入れてもらえず。。

結局、メールのやり取りがなくなって嬉しい限りだったんだけど、

その後、マダムの風当たりがきつくなっていきました。

私が、仕事が始まる8月に合わせて退去する予定だった日まで、

2週間弱の間、

マダムは、あまり口も聞かず、顔も極力合わせず、

あんなに優しかったマダムは、跡形もなくなっていきました。涙。

2度目の引越しを前に訪れた試練。

まあ、そうは言っても、あと少しで会わなくなるし、

きっと、働き始めたらもっと楽しくなるだろうからいいや。

って前向きな気持ちで入れたんですよね〜、不思議なくらい。

そう思っていた次の日、

学校に登校すると、事務局の女性から呼ばれて、

「授業が終わったら、事務局に来てね」

と声かけられたんです。

いや〜、清々しい気持ちでいたので、なんの心配もしていなかったですよ。

やっぱり、いいことが起きますか!

いい波動は、いい現実を引き寄せる。

って、本当ですよ。





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