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QOLが上がる(かもしれない)Jiraの自動化設定

前回の記事に続いて、ちょっと楽しくなるJiraの設定についてここに記していきたいと思います。本日は自動化(Automation)について。
※無料で出来る範囲のことしか記載していませんので悪しからず。

Jiraの自動化(Automation)ってなんぞ?

RPAなどという単語に聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、人間が手でやっていた単純作業は機械がある程度は肩代わりしてくれる時代です。一定のルールに従って単純作業を自動化してあげれば、その浮いた時間を使ってもう少し有意義な作業に没頭できちゃうわけです。
そして、Jiraには自動化(Automation)という機能が備わっているので、これを使わない手はないでしょう。

とりあえずやってみよーぜ

ボードの画面を開いたときに右上の方にある、イナズマのマークから遷移できます。(プロジェクト設定画面からも飛べます)

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標準で用意されているものがいくつかあるので、試しに使えそうなやつを選択して、設定を保存してみると良いと思います。これはやってみた方が早いです。

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ここからは、私が作成したものを少しだけご紹介します。

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メンバの手間を減らす上で地味に便利なのは、上の3つです。元々ライブラリに入っているものなので、是非実際に動きを見てみてください。

①サブタスクを進行中にすると親(バックログ)も進行中になる

サブタスクに着手しているのに、親のバックログがTODO/READYのまま放置されていたことが結構ありました。はたから見ている私はその乖離が地味に気になるのですが、実際に作業しているメンバに直接影響があるものでは無いので、わざわざ指摘するのもな~と思って落としどころを探した結果、辿り着いたのがこれです。便利!

②サブタスクがすべて完了したら親(バックログ)も完了になる

①と似たようなものですが、今度はサブタスクが全部完了(Done)になっているのにバックログが進行中のままになっていたのを見てしまった私は、こちらも導入することにしました。
サブタスクが無くなったからといってそのバックログが終わりになるかというと、そのチームの進め方次第なところもあると思うので、適用はご自由に。

③サブタスクを進行中にした人をそのサブタスクに割り当てる

これも地味に便利ですね。誰がどのサブタスクを進めているのか可視化するのに有用です。サブタスク着手する度に自分を割り当てる作業は、もう要りません!
ただし、善意で他のメンバのタスクを動かしてあげちゃうとお察しの通りなので、メンバ毎にタスクを動かす運用をしているチームの方は是非やってみてください。

④完了したタスクの残余見積を0mにする

こちらは私が作成したオリジナルルールです。前回の記事で、フィルターを作って見積時間等をウォッチしているという話をしましたが、その延長で必要に迫られて作ってみました。
私のチームでは残余見積を元にバックログの残作業の時間を目安として算出しているので、Doneになったサブタスクに残余見積が残っていると、どうしても逼迫したグラフへと進化してしまいます。
そこでふと閃いた私は、試行錯誤しながらこのルールを世に放ちました。

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名付けて、Doneになったタスクの残り時間を強制的に0mにするマシーン。私と同じような境遇の方がいるかは不明ですが、参考になれば幸いです。

最後に

Jiraの自動化(Automation)は結構いろんな事が出来そうな気配がしてワクワクしますね。
今回少し触ってみた感想としては、どうすればやりたいことを実現できるのか考えるのと、実際思い通りに動かせたのが楽しかったです。ちっちゃいながらも成功体験。引き続きカイゼン頑張りたいと思います。

一旦書きたいことが無くなったので間が空いてしまうかもしれませんが、またどこかでお会いしましょう!

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