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俺たちって頭のネジ外れてるよなぁって言うヤツ。

というようなことをよく言う人がいる。大学生や20代に多いだろうが、たまに30代前半でもそういうニュアンスのことを言っている人がいる。

「俺たちってさ〜、頭のネジ外れてるよなぁ〜」

大丈夫。そういうことを言う時点で頭のネジは外れてない。ウソを言わないでほしい。そういうことを言う人に限って、頭のネジはいまだかつて外れていたことはない。そしてこれからも外れることはない。

頭のネジが外れている人というのは、自分のネジが外れているということを認識しないし、いちいちそれを指摘しあうこともない。

本当に頭のネジが外れている人というのは、相対的な世界で生きていないから、他人との比較でのネジのゆるみ具合については興味がない。



同じようなニュアンスは、
次のセリフにも感じられる。

「今日のメンツ濃くね?」である。


居酒屋とかで何人かで集まってるんだろうね。いい感じのゴールデンメンバーなんだろうね。そしたら、誰かが言うのだ。


「え? ちょっと待って? 今日のメンツ濃くね?」


濃くないです。何が濃いのか分からないのだけど、とにかくこういうことを言うやつは、こういうことを言いたいやつなのだ。さっきの「俺たち頭のネジ外れてね?」を言うやつと同じやつ。

もちろん、こういう人たちは濃くない。むしろ薄い。未来永劫、濃くなることはない。いや「濃さ」ってなんですか?


さらにいえば、こういう人は大学4年生のときに新入生を見てこんなことを言っている。

「一年若ぇわ〜、俺らもあんな感じだった?」

たかが3、4歳しか離れてないくせに新一年生を幼稚園生のように見るやつ。こういうやつが一年生と付き合います。


もしかすると、これをここまで読んでくれている方の中には「あ、イトーさんはこういう人が嫌いなのだな」と思われるかもしれない。


実はこういう人は好きだ。友だちになりたい。もしそう言われたら「あぁ、そうだよな、あはは」となる気がする。

嫌いではない。好きなんだ。

〈あとがき〉
今日は朝早く目が覚めて、家のことを少しやって自転車を買いに行きました。自転車は7年前に盗まれてしまい、それ以来なのでとても久しぶりに乗ります。札幌は電動バイクサービスがないので、自転車移動です。これで移動時間が1/3になるので最高です。今日も最後までありがとうございました。

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