話した後の自分へのダメ出し

人と話したり、やりとりしたりするのが、今よりずっとずっと苦手だった頃は、人と話した後は決まって自分に対して「おえー」と気持ち悪さや恥ずかしさが込み上げてきていた。

「なんであんなこと言っちゃったんだぁ」「なんであの時ああ言わなかったんだぁ」「なんであの時あんな反応してしまったんだぁ」と居ても立っても居られない思いがぐるぐると頭の中を駆け巡るような。

今も話すことは得意じゃないけど、あの頃みたいに後になって気持ちがぐるぐると駆け巡ることもない日々を過ごしていたんだけど、ひさしぶりに今日は話終わってドアを閉めてから「おえー」と自分が嫌になる気持ちになった。

「恥ずかしいー！！」と思いながら家に帰り、くるりのライブ映像見たり、時々思い出しながらごはんを作ったり、訪問しに来てくれた先生とやりとりしたり、ごはんを食べたりしてやっと落ち着いた。。

昨日「クローズアップ現代」で、西加奈子さんのインタビューを見てたんだけど、自分が一番自分と一緒に過ごしてるんだから、自分が一番の味方になってあげないと…というようなことを話していた。

その話の中で、自分の発言などに対して、心の中でもう一人の自分が突っ込むことがあるんだけど、愛のあるダメ出しで、「かっこつけてるなぁ。でもまぁがんばってるよなぁ」というような、西加奈子さんが言ってた内容とは具体的には違ってるけど、ダメだダメだと追い詰めるんじゃなくて、「ダメだけどようがんばってる。そんなこともあるよ。」というような。ダメなとこも丸ごと受け止めるみたいな感じの突っ込みをしてるんだと話してた。

今日はひさしぶりに自分へダメ出しして、あぁこんなことなら話すんじゃなかったと思ったりしてたけど、昨日の西加奈子さんのインタビュー思い出したりして、たまにはこんなこともあるさ、気を取り直そう！と思った。

今日の自分へのダメ出しの原因は「うぬぼれ」から来てたんだと思う。