好きなシーン
「鋼の錬金術師」のワンシーンが心に残っているから紹介したい。
エド(主人公)に弟のアルが生まれてきた。お母さんは生まれたばかりのアルの世話に振り回されてエドは寂しい思いをしていた。
ある日、エドは寂しさのあまりお母さんに「お母さんは僕のことが好きじゃないんだ!」と言ってしまった。
それを聞いていたお父さんはエドを呼び出し、水の入ったバケツを持って廊下に立っているようにと言った。
しばらくしてエドは疲れて座り込んでしまった。
すると、お父さんは
「そのバケツはお母さんのお腹の中にいた頃のエドと同じくらいの重さだ。お母さんはそれを一年間持ち続けていたんだ。エドのことが嫌いなわけがないだろう?」
と言った。
まだ愛情を言葉で理解するのが難しい子供に、言葉ではなくて重さで愛情を実感させたのだ。
こんな伝え方ができる大人は素敵だなと思う。
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